恐らく十五年くらい前だろうか、たけしが「元気が出るテレビ」などで最盛期を迎えていた頃にやっていた最高にくだらない番組です。言うまでもなく、視聴者参加クイズ番組の最高峰として一世を風靡した「アメリカ横断ウルトラクイズ」のパロディ。ですが、「お笑いウルトラクイズ」の方はクイズでもなんでもなく、クイズの名を借りたひたすらくだらない設定の罰ゲーム。そして、参加する芸人たちがひたすらリアクションの頂点を目指す番組といって差し支えないでしょう。
いまでこそリアクション芸人として地位を確立しているダチョウ倶楽部や出川哲郎ですが、この番組なしに今はなかったのではないかというくらい、そのインパクトは大きかったと思います。
宅八郎や桜金造、ジミー大西といった面々が実に懐かしいです。そして、そのまんま東・井出らっきょ・ラッシャー板前・ガダルカナルタカ・ダンカンetc.のたけし軍団・・・最高に輝いてます(笑)。
めくるめく「お約束」のオンパレード。
今のお笑いのように、しゃべりでつかむというような洗練さは一切持ち合わせてません(笑)。
爆破されたり、熱湯に落ちたり、粘着液に落ちたり、プロレスラーに張り倒されたり、箱の中でワニと向き合ったり、海に落とされたり、バスに乗ったままクレーンでアップダウンされたり(・・・やりすぎ)と、これでもかとしょうもないシチュエーションが用意されているのですが、芸人たちはそんな中で最高のリアクションを見せます。きっとカットされたシーンはたくさんあるんでしょうね・・・。
事故にならないのかこれは?とハラハラさせられるほどの危険な企画も多々。バスアップダウンクイズでは、沈んだバスから脱出した出演者の人数が足りなくて(笑)「これまずいんじゃないの・・・?」とか言ってますし。
当時リアクション芸人が活躍するバラエティはたくさんありましたが、ウンナンの番組での事故などもあり、そんな番組はめっきりなくなっていきました。まさに過渡期の番組だったわけです。
このDVDはダイジェスト版で、しかも出演者によっては顔がぼかされていたりするので、当時の面白さを完全に再現するには至ってません。しかし、それでも充分に楽しめます。こんなくだらない企画は二度とないでしょうから・・・。
それにしても、自分は小さい頃は「俺たちひょうきん族」をはじめとして、たけしを見続けてました。「お笑いウルトラクイズ」もリアルタイムです。子供ながらに「くだらないな~」と思いながら観てました。
今では「世界の北野」と呼ばれながらも偏屈じいさんのようにしょうもないツッコミしか入れないたけし。こうして改めて見ると、基本的にはたけしのボケやツッコミの内容は今も昔も変わってないんです。しかし、絶頂期のたけしと現在のたけし、何が違うかといえば、勢いと間ですね。ピコピコハンマーで次から次へとツッコむツッコむ・・・。例の事故後から、そういう勢いがなくなって口だけになってしまった感じで。残念です。
今こそ、現在いる豊富な人材を使って(彼らが消えてしまう前に)、この企画を復活させてほしいものです。が・・・無理なんだろうなぁ(笑)。
なんだかあまりにも母校に行く機会が多いので、懐かしさが全くないのです・・・。代わりにひしひしと感じるのは、現役生との歳の差(苦笑)。まだお酒も飲めない子もいるわけでして・・・。
個人的な録音の場合なら自分の主観でどんどん作業を進めるのですが、今回はバンドのメンバー全員とひとつひとつ音を確認しながら作業をするわけです。
例えばギターの音色なんかはついつい自分好みな音にしてしまう(なってしまう)ので、その辺は気をつけてプレイヤーにこんな感じ?と聞きながら。
一発録音というのは当然やり直しが効かないので、後々聞いて「やっぱりこうすればよかったな~」という反省点は次から次へと出てきます。
マイキングがよくなかったりするんです。ドラムのトップにもう一本立てればよかったとか、ギターはローのスピーカーにマイク立てればよかったとか。通常なら試し録りができるのですが、ライブを一発録音するのですから、まあ出たとこ勝負というか、録ったとこ勝負みたいな感じです。
ともあれ、完成しました。
ライブ録音ははじめてやったんですが、演奏がのびのびしていていいですね。別録りで生まれるガチガチな感じっていうのはやっぱりよくないな~と思わされました。
非常にいい経験になりました。メンバーの皆様、お疲れ様でした。
一番はじめは「頭」なんですが・・・(笑)これをテーマにすると、ここだけで延々と書かなくてはいけないので、とりあえずモノからいくと「ピック」です。
楽器屋に行って、アクセサリーで最も手軽に手に取れるのがピックではないでしょうか。形、硬さ、材質などいろいろな種類がありますが「これを変えればもっと上手く弾けるかもしれない・・・」などと、高校の頃は、楽器屋に行ってはピックを買っていたものです。
一般的には、
「大きくて角度が大きいモノのほうがバッキングに向いてい」て、
「小さくて角度が鋭いモノのほうが速いフレーズを弾くのには向いてい」るとされています。
物理的に、接触面が少ないほうが抵抗が減って速く弾きやすいのはもっともでしょう。
なんですが、大きいピックでも慣れれば速いフレーズは弾けますし、小さいピックでも慣れればコードは弾けます。本当に、これは慣れでどうにでもなる部分のような気がします。ピックをいろいろ買うのはいいですが、ピックを買うだけでなく使わなければギターは上手くならないということですな・・・(苦笑)。
個人的には「プラスチック・オニギリ型・ヘビー」を愛用してます。これにはいくつか理由があります。
①接触点が広い分、弦を強く弾ける
ピッキングが弱くて悩んでいた頃、ピックをティアドロップ型からオニギリ型に変えたところ、ピッキングの弱さがかなり改善されました。それからはもうオニギリ型オンリーです。
②経済的
鋭角の一点しか使えないティアドロップに比べ、オニギリ型は三点使えるので三倍持ちます。
ピックは弾いていればすり減っていきますが、減ったピックほど具合の悪いものはないです。アタックも弱くなりますし、減ったピックを使っていては変なクセもつきかねない、と。すり減ったらバンバン新しいモノに替えていったほうがいいと思います。
そういう部分で、オニギリ型は経済的ですね。
③持てる面積が広い
ティアドロップはちっちゃいので、浅く持つと指に収まりきらずホールドしにくくなります。その点オニギリ型は余裕があります。
というか、単にオニギリ型に慣れてしまったからそう思うだけのような気がしますが・・・。
という感じで、今使っているピックの写真です。

なんでこんなの使っているのかというと、一枚25円だったからです。投売りしているのを買いだめしました。「住めば都」じゃないですが、使っていれば慣れるもんです。
自論ですが「ピックは慣れればなんでも可」でしょう。
オダギリジョーってこんなキャラやるんですか。もうちょっと二枚目なのかと思っていたので意表をつかれました。
あ、あと 麻生久美子がかわいいですね。(爆) どーでもいいですが、何気にタメですねこのヒト。
それはあまり本意ではないんですが・・・。
ギターマガジン2月号の影響が多大です。
聴いてあらためて思ったのは、リッチーブラックモアはギター弾きたくてしょうがなかったんだなと。でも、今更ながら、ちょっとコピーしてみたいソロとかありまして。なんといってもギター界の巨人ですから。

ザ・ブルーハーツの2nd。
1stのテンションをそのままに作ったような、勢いのある一枚。
だと思っていたのだが、改めて聴いてみると、1stに比べて一曲一曲にひねりが効いている気がします。8ビートで押し切った1stに比べて、「ロマンチック」「遠くまで」「レストラン」と言った変化球や「ラインを越えて」「英雄にあこがれて」といったパンクというよりロックな曲があったり。また、アコースティックギターやブルースハープがアレンジの幅を広げていたり。
佳作ぞろいだが、中でも真島のヴォーカル曲「ラインを越えて」と「チェインギャング」は秀逸。
1stと2ndは対だと思っていたのですが、なんとなく、1stがA面だとしたら、このアルバムはB面な印象がありますねぇ。ほんのちょっと、変わったことしてみましたという。
ちなみに、このアルバムのプロデューサーはBOOWYやJAMやGLAYで有名な佐久間正英。聴いててもあんまり分からないですが・・・。
タイトルは真島昌利のソロアルバム『夏のぬけがら』収録「さよならビリー・ザ・キッド」から引用。
結局こんなことを書いていくと、行き着くのは「いまいちまとまってないギター入門書」みたいになってしまうので、そうならないように気をつけようと思います。教えるようなレベルにないので、あくまで経験上の偏見だけを書いていこうと。
構想としては、ギターの音が出る入り口から出口までをひとつひとつテーマにしていく的な。

ザ・ブルーハーツの1st。
何千回、何万回聴いたか分からないです。日本のロック史に残る名盤でしょう。あまりに直球な詩と、あまりに直球な演奏。シンプルだから、余計に突き刺さるものがあります。
「生きてる事が大好きで 意味もなくコーフンしてる 一度に全てをのぞんで マッハ50で駆け抜ける」(真島)
「僕らは泣くために 生まれたわけじゃないよ 僕らは負けるために 生まれてきたわけじゃないよ」(真島)
「戦闘機が買えるぐらいの はした金ならいらない」(甲本)
「ああ やさしいから好きなんだ 僕 パンクロックが好きだ」(甲本)
「誰の事も恨んじゃいないよ ただ大人たちにほめられるようなバカにはなりたくない」(甲本)
「いらないものが多すぎる」(真島)
「僕が今見ているのが世界の片隅なのか いくら探したって そんな所はない」(甲本)
「もう抱きしめて 二度と離しはしない たとえ地球が砕けても 金がなくても」(真島)
「ドブネズミみたいに美しくなりたい 写真には写らない美しさがあるから」(甲本)
なんだろう、なんとなくそう思ってはいるけど、言葉にはならなかったりする思いとか、気持ちとかをそっくりそのままロックにしたというか。なんか、はじめて聴いたとき、子供ながら、えぐりとられるような感じでした。
改めて聴くと、ますますその言葉の意味が響いてグッときます。すごい。