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ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

『メガヒットの秘密 ~20年目のB'z~』を見る場合

 30歳になった節目に記事の「~場合」という表記を変えようと思ったんですが、いい代案が思い浮かばなかったのでやめました。「~場合」の万能さに気づきました(笑)。


 さて、去る10月6日にNHKスペシャルで放送されたB'zのドキュメンタリーを見ました。

 以前、NHKで布袋寅泰の特番をやったときに対談で松本孝弘が出ていたことはありましたが、B'zの舞台裏や楽曲製作を押さえたドキュメンタリーというのは、テレビ初だそうで。

 なんだかんだで長年B'zを聴いてきた人間としてはかなり興味深く楽しめた番組でした。

 同時に、なんというか、まとめ方がいかにもNHK的で硬くて笑ってしまいました。
 ライブへ向けてのリハや日常といった舞台裏を押さえ、松本の作曲(ギターソロ)・稲葉の作詞の過程を同等の尺で扱い、20周年ライブの絵で締めるという内容。民放ならば得てして稲葉の尺が長くなってしまうところを、松本・稲葉を同等の尺でという点はさすが不偏不党を謳うNHKだなと(笑)。


 ライブのリハなのにワイヤレスマイクはおろかイヤーモニター使ってたり、そもそもあらゆるスタッフが同席して行われているのはすごいなと思いました。さすが一番売れてるヒトたちだけあります。

 あと、すごいと思ったのは稲葉の徹底した体調管理。
 「あなたはアーティストですか、ミュージシャンですか?」という(訳の分からない)質問に対して、稲葉は「B'zのシンガーです」と答えましたが、いやさ、もはやアスリートではないかと思わされました。ついでに、お賽銭が500円玉なのはさすがだと思いました(笑)。

 松本のギターソロ録音のくだりで、ギターソロの中の5秒の為に一ヶ月かけた的なナレーションが入ってましたが、それは物は言いような気がします(笑)。

 出たアイデアは全て試す、というのはなるほどと思いました。参考にしたいところですが、時間かかるだろうな~(苦笑)。


 それにしても、往年のシグネイチャーモデルYAMAHA MG-MⅡを久し振りに持った松本氏の「ネックがぺらっぺらなのが、当時の自分の人間性の薄さを表してるよね」的発言(笑)。いや、それって、あまりにもYAMAHAのギターの立場がないじゃないすか・・・(笑)。
by rollin_fujiyama | 2008-10-09 03:05 | 徒然山