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ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

今日もしつこくオールマンな場合

 ここ数日、とりつかれたようにオールマン・ブラザーズ・バンドを聴いております。

今日もしつこくオールマンな場合_f0053545_3321547.jpg 今日は、これまたよく名盤としてとりあげられる「Brothers and Sisters」を聴いてます。

 オールマンは、この前レビューしたフィルモア・イーストのライブ盤とベスト盤しか聴いたことがなかったのです。
 で、個人的に「オールマンといえばデュアン(発音的にはデュエインらしい)・オールマン」と捉えていたので、恥ずかしながら今まで「Ramblin' Man」や「Jessica」で聴けるやわらかなスライドは、てっきりデュアンによるものだと思ってたんです・・・。ディッキー・ベッツ。そうだったのか・・・。この2曲は新生オールマンとしての音だったんですね。
 わたくしロックの歴史や背景(いわゆるうんちく的なものといいますか)はほんと興味ないんですが、最低限知らなきゃいかんことはあるな~と思わされました・・・(汗)。


 それにしても、今までカントリーっぽい要素というのはどーも苦手だったのが、最近意外と聴けるようになってきました。サザン・ロックというやつは少なからずそういう要素を含んでいるので、以前は敬遠してたのです。
 私は好きなアーティストと聴かれればジョニー・ウィンターと答えてきたんですが、そうすると「ああ、泥臭いロック好きですか」みたいな方向に話がいくんですよね。で、グレイトフル・デッドとかオールマンとかどう?みたいな話になりまして。あと、ザ・バンドとかですか。「あ~、そんなに聴かないですねぇ」な~んて答えると、なぜかすごくがっかりされる(笑)。

 以前は、カントリーの、あの「妙に陽気な感じ」が気に入らなかったんです。ブルースでも、「Keyがマイナーで陰気臭い憂鬱な感じ」のブルースはよくても、スライドとかギュワワワン入ってきそうなカントリーっぽい明るいブルースってあんまし好きじゃなかって。(しかし、そういうのこそジョニー・ウィンターの十八番なんですが・・・)

 今は、不思議といけます。それもこれも、明らかにドゥービー・ブラザーズのせいです。


 ところで、つまるところ「サザン・ロック」ってどういうカテゴリーなのか?

 ウィキで調べてみたところ、

 「カントリー、ヒルビリー、ブルースなど、
 アメリカ南部の土(泥)臭い音楽を前面に押し出したロック」


 なんだそうな。やっぱし「泥臭い」というワードが出てきた(笑)。

 しかし、その特徴として挙げられていた項目が。。。

・バンドの場合、メンバーの多くが
   旧アメリカ南部連邦諸州出身である

リーダー(格)は白人

地元意識を強く打ち出しており、故郷を称える曲を持ち歌としている

・ギター3人、ドラムス2人など大人数で圧倒する



 ・・・えぇ、まあそーなんでしょーが、なんだかいちいち突っ込みたくなる要素満載だな(笑)。

 地元意識を強く打ち出してる辺り、言葉をちょっと代えたら暴走族の定義になりそうですが、サザン・ロックはむしろハーレーなんかのバイクと所縁が深い音楽ですから(笑)。

 そう、デュアン・オールマンとベリー・オークリー(オールマンの初期Ba.)はまさにそのバイクの事故で帰らぬ人になったということです(って、なんか無理やりまとめましたが)。合掌。
by rollin_fujiyama | 2006-09-25 04:31 | 徒然山