今日もしつこくオールマンな場合
2006年 09月 25日
今日は、これまたよく名盤としてとりあげられる「Brothers and Sisters」を聴いてます。
オールマンは、この前レビューしたフィルモア・イーストのライブ盤とベスト盤しか聴いたことがなかったのです。
で、個人的に「オールマンといえばデュアン(発音的にはデュエインらしい)・オールマン」と捉えていたので、恥ずかしながら今まで「Ramblin' Man」や「Jessica」で聴けるやわらかなスライドは、てっきりデュアンによるものだと思ってたんです・・・。ディッキー・ベッツ。そうだったのか・・・。この2曲は新生オールマンとしての音だったんですね。
わたくしロックの歴史や背景(いわゆるうんちく的なものといいますか)はほんと興味ないんですが、最低限知らなきゃいかんことはあるな~と思わされました・・・(汗)。
それにしても、今までカントリーっぽい要素というのはどーも苦手だったのが、最近意外と聴けるようになってきました。サザン・ロックというやつは少なからずそういう要素を含んでいるので、以前は敬遠してたのです。
私は好きなアーティストと聴かれればジョニー・ウィンターと答えてきたんですが、そうすると「ああ、泥臭いロック好きですか」みたいな方向に話がいくんですよね。で、グレイトフル・デッドとかオールマンとかどう?みたいな話になりまして。あと、ザ・バンドとかですか。「あ~、そんなに聴かないですねぇ」な~んて答えると、なぜかすごくがっかりされる(笑)。
以前は、カントリーの、あの「妙に陽気な感じ」が気に入らなかったんです。ブルースでも、「Keyがマイナーで陰気臭い憂鬱な感じ」のブルースはよくても、スライドとかギュワワワン入ってきそうなカントリーっぽい明るいブルースってあんまし好きじゃなかって。(しかし、そういうのこそジョニー・ウィンターの十八番なんですが・・・)
今は、不思議といけます。それもこれも、明らかにドゥービー・ブラザーズのせいです。
ところで、つまるところ「サザン・ロック」ってどういうカテゴリーなのか?
ウィキで調べてみたところ、
「カントリー、ヒルビリー、ブルースなど、
アメリカ南部の土(泥)臭い音楽を前面に押し出したロック」
なんだそうな。やっぱし「泥臭い」というワードが出てきた(笑)。
しかし、その特徴として挙げられていた項目が。。。
・バンドの場合、メンバーの多くが
旧アメリカ南部連邦諸州出身である
・リーダー(格)は白人
・地元意識を強く打ち出しており、故郷を称える曲を持ち歌としている
・ギター3人、ドラムス2人など大人数で圧倒する
・・・えぇ、まあそーなんでしょーが、なんだかいちいち突っ込みたくなる要素満載だな(笑)。
地元意識を強く打ち出してる辺り、言葉をちょっと代えたら暴走族の定義になりそうですが、サザン・ロックはむしろハーレーなんかのバイクと所縁が深い音楽ですから(笑)。
そう、デュアン・オールマンとベリー・オークリー(オールマンの初期Ba.)はまさにそのバイクの事故で帰らぬ人になったということです(って、なんか無理やりまとめましたが)。合掌。