ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

夏よ来いな場合

 久々に晴れあがって、暑かったです。

 来いとは言ったものの、いざ来てしまうとその暑さにぐったりです。


 旅人は北風の寒さに衣服を着て凌いだが、太陽の熱さには音を上げさせられた

 と、グリム童話「北風と太陽」はいいます。「人の気持ちは温かい行動によって動かされる」ということが言いたいらしいですが、ただ単純に「人は暑いと対処のしようがない」ということが言いたかったんだと思ってました。つまりそれは、子供に冷房を使わせる口実を与えてしまう罪な童話。


 童話って、改めて内容を読み返すと、無茶な展開ばっかりです。

 例えば、「赤ずきん」。
 狼には、大人一人と子供一人を丸呑みし、それを胃で溶かさないようにする職人的技が必要だった。人間ポンプに相通じるものがあります。
 そこから同名を摘出する猟師には、麻酔なしで狼を起こさずにお腹を開け石を詰めるという神業的外科技術が必要。どんな経歴の持ち主やねん。
 狼の腹から生還するや否や、いくらリベンジとは言え、そのお腹に変わりに石を詰めてやろうと画策するお婆さん。過去に例を見ない拷問の発明。死線を越えてしまった人間の思考の恐ろしさ。

 こどもはこの物語に、知らない人に声をかけられてもついていかないこと道草をしないことよりも、人間の神秘には限界があること人間として倫理的にやってはいけないことを学ぶべきだと思います(笑)。
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by rollin_fujiyama | 2006-07-27 03:11 | 徒然山