ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

カテゴリ:六弦山( 12 )

 サウンド・オン・サウンド(ループ)という手法は、ループ機能を持ったエフェクターがあってはじめて可能です。
 その手法が完全にエフェクターの機能に拠るものだけに、どのループペダルを選ぶかは慎重に吟味する必要があるでしょう。

 今回は、BOSS RC-20XLDigiTech JamManの比較も含め、自分がループペダルを購入する際に気にした点をまとめてみました。

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by rollin_fujiyama | 2009-04-09 02:12 | 六弦山
 今日は、御茶ノ水に行ってきました。


 一度点いた火を、消さなければいけません。

 それは、歪みペダル物欲の火。(笑)
 アンプ無いままでギターを弾き続ける限り、その物欲は「消えないロウソク」のような気はしますが・・・。まー、火が点いたら消さないと(爆)。

 今回の記事のタイトルを
「19万は持っていけない御茶ノ水な場合」
にしようと思ったんですが、試奏したエフェクト群を思い返してみたところ、そのあまりの試奏数にもはやオーバードライブの特集になってしまった次第・・・暇ですね・・・(爆)。
 そもそも、本当に迷惑な客だったろうに。
 御茶ノ水の楽器店の皆様、すいませんでした。(苦笑)


f0053545_2281046.jpg さて今回のミッションの目的は、これまでメインの歪みとして使用してきたVox Big Ben Overdriveに変わる歪みペダルの購入。
 このブログによると、昨年11月25日に購入したことになってます。一年もってないですね・・・。
 Big Benは真空管による独特な歪み具合が心地よいペダルですが、スイッチングにおける音切れと、ノイズが目立ちました。あと、でかい(笑)。後々きちんとレビューを書きたいところですが。
 加えて、個人的にもうちょっとゲインが欲しいと思った為、「オーバードライブ(OD)以上ディストーション(DS)未満」的な歪み具合のペダルを探しました。

f0053545_22354613.jpg 使用ギターは自前でFender Stratocaster '66年型。私のメインギターです。カスタムショップ製ですが、まぁ特に普通のストラトだと思います。
(ていうか、こんな写真しかなかったっす・・・すいませんね:苦笑)

 使用アンプは全てRoland JC-120、イコライザーは12時。
 以前は客に試奏アンプを選ばせることがほとんどだったと思うんですが、今日はどの楽器店もなぜかはじめからJC120で試奏することになってました。これは流行りなんでしょうか?


 それでは、弾いた順に片っ端から印象を書いていきましょうか。
※最初に断っておきますが、この記事はあくまでいちアマチュアの個人的感想に過ぎませんので、もし興味を持たれたペダルがあったとしても、自分で試奏して、自分の耳で確かめることを強くお勧めいたします


#1.CARL MARTIN / HOT DRIVE'N BOOST mk3

f0053545_23131011.jpg 歪み+ブーストの2chタイプの先駆的なペダルでしょうか。勝手なイメージでは歴史ある古豪ペダル(笑)。mk3まで出てたんですねぇ、知りませんでした。
 歪みは割と軽めで、弾いてて心地よいです。で、ブーストをかけると、しっかりレベルが上がります。こういう2chのペダルで、ブースト踏んだのにあんまりブーストしない「裏切り者ペダル」がたまにあるんですが、これは音量が確実に上がるので信頼できそうです。
 この音の軽さが気に入れば使えると思うんですが、ズンズン重い音作りはできなさそうです。


#2.Fulltone / OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE

f0053545_23253082.jpg OCD。本企画の、真打ちとでもいいましょうか(笑)「オーバードライブ探してるんですけど~」と言えば、ほとんどの店がこれを薦めてきました。ま~ネット上でも評判がよく、今回も購入の筆頭だったペダルです。個人的にも、Fulltoneには信頼を置いちゃってますので・・・。
 いいですね。なんというか、歪み方がツボ突いてますね。ゲインを上げていけば結構歪みますし。
 ただ、若干ハイに(Full-DriveⅡもそうなんですが)クセがあるのと、ゲインを上げていったときのトーンの効き具合がイマイチかなとは思いました。まあゲインはそんなに上げないで使うのが吉なんだろうなと思います。
 ともあれ、いいです。


#3.Blackster / HT-DRIVE OD-1

f0053545_23343043.jpg Blackster。英国産だそうです。最近、楽器屋さんによく君臨しているのを見かけます。
 とにかく、ルックスが素晴らしいです。気になってしょうがないのです。デカイし、重いし、真空管が中央でアピールしてますし、グッドデザイン賞はコレで(笑)。
 で、弾いてガッカリするのね・・・(爆)。ものすごく上品で繊細な音です。「シュオー」て表現できる歪みは少ないとは思いますけど、なんかバンドの中で抜けてこないんじゃないかっていう感じなんですよね・・・。ちょっと残念です。


#4.T Rex / alberta

f0053545_23442212.jpg T Rexは雑誌の広告で気になってました。同社の製品をサンタナが使ってるみたいな触れ込みだったと思います。ホントに使ってんのか知りませんけど。昨今の気が狂ったブティック価格の相場の中ではいい値段ですしね(っていや、十分高いですけど:苦笑)。
 なんというか、丁寧に作ってある感じでかなり好印象でした。各ツマミの効きがしっかりしていて、使いやすそうです。荒々しくないけど、軽すぎず。これもいいですねえ。
 因みに、黄色いMudhoneyのほうもちょっと試奏したんですけど、こっちはツマミとスイッチで音色の幅がえらい広くて、えらい分かりにくかったです。


#5.VOX / Satchurator

f0053545_23545786.jpg 最近やたら売り込みの激しい、ジョー・サトリアーニ専用ペダル。赤いですけど、何かが3倍とかではないはず。VOXとサトリアーニ先生でほんっと回路のひとつまで突き詰めて作ったそうで、ワウペダルによるクリップを抑えるパッドスイッチとか、必要以上には音量が上がらないブーストスイッチ(moreと書いてあります)とか、随所に特殊な点が見られます。
 ディストーションですね。「ジャー」って歪みで、BOSSのDS的な感じがしました。こういう音が好きな人にとっては、使えるペダルなんじゃないかと思いますけどね。
 個人的には、あんまし好きじゃなかったです(爆)。わたしゃとてもジョー・サトリアーニじゃないですからねぇ。


#6.Xotic / AC Plus

f0053545_035544.jpg オーバードライブとブースターを合体させたモデルなんだそうな。スイッチが細かいですが、音色をソフトかハードにするか、歪み→ブースターにするかブースター→歪みにするか、ご飯が先かお風呂が先かという「よくできた奥さん」的なペダルです(なんのこっちゃ)。
 正直、使いこなせませんでした(爆)。ふたつのセクションの絡みが、結構複雑です。若干時間をかけて追い込んでいく必要があります。意外と、行動が分かりにくい奥さんでした(爆)。
 で、総じてゲインは低めでした。歪ませたいヒトはおそらくBBというモデルのほうを使うべきなんでしょうね。


#7.Sobbat / DRIVE Breaker 2

f0053545_09594.jpg このシリーズはもはや定番みたいですね。ホント、何処にでも置いてありますし。DB1~3とFuzzの4がありますが、おそらくこの4つでほとんどの用途をカバーしてるのかなと想像します。2はオーバードライブでSRV的サウンドって書いてありましたけど、楽器屋さんは「早い話がリッチー・コッツェンです」だそうです。
 このシリーズ、楽器屋さんが薦めてくることが多いんですが、個人的にどうもこの歪み方が好きじゃないんですよね・・・。
 あと、個人的にルックスが好きじゃない(笑)。このイラストの女が、何が言いたいのかよく分かりません(爆)。


#8.Degitech / CM-2

f0053545_0165235.jpg Degitechの中ではハイエンド機といいつつ値段的にはかなりお手頃だな~と思ったんですが、そもそもDegitech自体がリーズナブルな価格設定なんですね。知りませんでした。
 見た目が何となく「トランスフォーマー」(笑)と思い、ガンダム好きな私としてはルックスに全く惹かれなかった本機なんですが、音のほうは意外にもいい感じでした。
 音色的には妙に冷たい(デジタル臭い?)感じではあるんですけど、ツマミがしっかりと効いて、かつツマミの操作感もクリック式でよいです。派手さとか温かみに欠けますが、実戦で使える音だと思います。あと、本体がずっしりしてて信頼がおけます。コンボイです(しつこい)。


#9.Ibanez / TK999HT TUBE KING

f0053545_0274083.jpg 真空管搭載型が流行ってますが、これも一際目をひきますね。型番的に、名機TS-9の最終形を目指しているのかなと勝手に判断(笑)、かなり期待を寄せてました。
 音の方向は、TS-9とかなり似た感じでした。感触が一緒という。ただ、妙に低域が出ちゃうのと、トーンが効きすぎちゃってるのと、ノイズが多いのとで、今回試奏した他のペダルと比べるとなんとなく安っぽい感じがしてしまったんですよね・・・。
 ていうか、デカイ(笑)。これを斜めに置くわけですから、場所取るな~と・・・。


#10.Maxon / DS830

f0053545_0361359.jpg 意表を突いて、出ました弁当箱(笑)。ネット上で評価が高かったので一度弾いてみたいと思ってました。
 これはディストーションですけど、私オーバードライブのOD-820持ってまして、これがかなりよかったんですよね。歪みと音が軽めなので残念ながらスタメンから外れてしまってますけど、総じていい仕事してるな~という期待がありまして。
 これは何か懐かしい感じの歪みですね(笑)。昔のエフェクターって感じがしました。レンジが狭いというか。ただ、おいしいところ突いてるんですよね。敢えてこれを選ぶとまではいきませんけど、いいペダルだと思います。
 トーンコントロールが、あんまし使えないような周波数に効きますね・・・(笑)。


#11.Maxon / TOD9 True Tube Overdrive

f0053545_043499.jpg もう一個マクソンからは新製品。OD-9に真空管を突っ込んでしまったという状況(笑)。何気に、購入候補としてOCDに次ぐ期待の一品でした。やっぱり、真空管憧れますねぇという。
 悪くないです。
 OD-9の音?で、TUBEという低音があって、これを入れると(おそらく真空管の温かみと言いたいのであろう)空気感と低音が足されます。上げていくと、低域が出過ぎるくらい出ます。各ツマミの調整で音作りもしやすいように感じました。
 ただ、何故かあまり魅力は感じませんでした(笑)。なんでだろう。歪みが足りなかったのかな~。純粋にオーバードライブってことなんでしょうね。
 ところで、Big Ben然りなんですが、真空管搭載のモデルはなんとなくノイズが多いような気がします。あと、エフェクトをONにしたときのスイッチングに違和感を感じます。真空管に対する回路の、構造的な問題なんでしょうか?


#12.KATANASOUND / Kamikaze Supreme

f0053545_0544749.jpg こういう変なルックスのエフェクトが多くなったのはいつ頃からだったでしょうか・・・(笑)。海外市場的にも、漢字の使用はインパクトが大きいんでしょうね、きっと。
 ものっすごく歪みそうですが、実はものっすごくクリーンです。見た目暴走族な人が、接してみたらものすごく律儀で義理を重んじる人だった的な(爆)。なんだろう、マーシャルのクリーンチャンネルのゲインを上げていくような、原音ありきで歪ませる感じです。クランチとはまた違う感じ。こんなに歪まないのも珍しいです。で、音がものすごくクリアーですね。質はかなりよいと感じました。
 ていうか、もうちょっと歪んで欲しかったですが(笑)。


#13.ZVEX / Box of Rock Vexter

f0053545_152095.jpg 鬼才ブランドから、クラシックのマーシャルJTM45をシミュレートしたというペダル。
 ZVEXはツマミの効きの突飛さから、ついおそるおそる触ってしまいます。いや~、こりゃGuv'norよりもMarshallサウンドですね(笑)。実にマーシャルです。ズンズン言わせたくなる。
 何故かZVEXの音って独特の「冷たい感じ」(?)がするんですよね。ハイファイなのかよく分かりませんけど。不思議な音です。あんまし好きじゃないかなと。
 まーマーシャルサウンドは特に求める音ではないので、欲しいヒトは是非って感じでしょうか。


#14.Xotic / BB-Preamp

f0053545_2215181.jpg Xoticのをもうひとつ。ACはブースターですが、BBはオーバードライブ~ディストーションというカテゴリのようです。
 これはすごくよかった。歪みもかなりいい具合です。FulltoneのOCDと並べて弾いたんですが、トーンが効くぶんこちらのほうがいいんじゃないかと思うくらいでした。
 Xoticというブランドは全くノーマークだったんですけど、ここので揃えてもいいんじゃないのかなというくらい評価できるなと思いました。


#15.Keeley Electronics / RAT MOD "Mighty Mouse"

f0053545_11936.jpg 出ました、Keeley。何となく「モディファイに手を出したらキリがないんじゃないか・・・」と恐れていたんですが・・・。
 これは、無茶苦茶ですね(笑)無論「すごい」という意味で。
 3点スイッチが付いてモードが切り替えられるんですが、通常のラットからモディファイのモードに切り替えると、異常に音が抜けます。モードの詳しい説明は省略しますが、とにかく、異常です(笑)。なんすかコレ!?っていう。そして、元々のラットの絶妙なフィルターつまみの感覚で音色を作れます。よって、作れる音色はかなり広いです。
 比較してないので分かりませんが、通常のラットに比べてノイズも格段に減っているとのこと。それだけでも買いだと思うんですが。恐ろしや。



 やっと書き終わった・・・・・・(苦)。
 つーか誰が読むんだこれ(爆)。

 15機種も弾いたのかと思われた、どん引きな方もいらっしゃるかと思います。さすがにひとつのお店で、じゃなくて、色んな楽器屋さんで2つ3つくらいづつ弾いたんですけど(正直それも微妙)。

 で、結局何を購入したのかというと、
 Keeley Electronics / RAT MOD "Mighty Mouse"です。
 ディストーションじゃん。(爆)
 FulltoneのOCD、XoticのBB-Preampは求める音に近くて相当魅かれたんですが、それを打ち消すくらいにモディファイは反則でした・・・。普通のRATも欲しかったことですし、これは買って損はないなと思いました。
 ところで、楽器屋さんはRATのモディファイは廃盤(?)になってるとの話なんですが、ホントかいなと。

 それにしても、今日弾いたペダルはほとんどが「有りだな」と思わせるものばかりでした。そのペダルなりの、使えそうで気持ちいい音を作れるんですよね。仮に「今日はこれでライブやってね」ってひとつだけ手渡されたとしても、全く問題なくいけてしまいそうなレベルだと思います。(どんな状況やねん:笑)

 こんなにたくさん優秀な歪みペダルがあるんですから、ブランドは大変なんでしょうねぇ・・・。現在色んなメーカーが林立していますが、果たしてこれらが淘汰されてゆくんでしょうか、今後が気になるところです。


 はい、以上「徹底試奏!!OD~DS歪みペダル'08」でした。あー疲れた。
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by rollin_fujiyama | 2008-09-09 02:00 | 六弦山
 当ブログの検索ワードランキングを省みるに「ジャンボフレット」という単語でこのブログに訪れる方が結構いらっしゃる模様。
 試しに記事を書いている現在「ジャンボフレット」でググってみたところ、2番目でヒットしました。で、ヒットする記事は【フレットの話】の頁なんですが、記事上では特にジャンボフレットについて触れてないんですよね。ヒットするのは記事ではなく、記事のコメントですし。
 ていうか大体、
このブログで「ジャンボ」っていったら鶴田
だし(爆)。

 このブログの趣旨をふまえるにそれは非常に問題でして、ジャンボフレットについて私なりに見解がなされていないといけないわけです。ということで、【フレットの話(2) ジャンボフレット考】を書く次第であります。


 前回【フレットの話】にて、
「フレットは、細いとシャープな音、太いと丸い音になります」
と言い切ってしまいました。
 この話から考えるとジャンボフレットは後者の太いフレットなので丸い音ということになります。

 ・・・が、実際のところそんな単純な話ではないんですよね。一概には言えませんです。
 フレットの幅の広さをふまえたうえで、考えるべき点があります。

 フレットの山の角度です。
f0053545_1528923.jpg
 同じ幅のフレットでも、その山がどういう形をしているかによって出音は随分変わってくるのではないかと。
 例えば、上記の(某広告からかっぱらってきた)図をご覧ください。フレットの幅同様、山の形がそれぞれ随分異なります。
 弦に触れる面積が狭いほうが、音の立ち上がりが速く音色も鋭いという観点からすれば、ダンロップ社6100やイバニーズ社は、フレットの幅としては広いものの出音はむしろ鋭い傾向にあるのではないかと思われます。逆の様相はギブソン社、山が思いっきり丸い。これはおそらく音色的にも丸いでしょう。

 弾きやすさという点では、山が鋭いほうが弦がフレットに触れる面積が少ないぶん押弦やベンドがしにくいんじゃないかと思います。でもって、グリッサンド・スライド・ハンマリング・プリング等々もやりにくいんじゃないかと。
 逆に山がゆるやかであれば、押弦したときに発音しやすいぶん色んなプレイで弾きやすいのではないかと(・・・つまり弾きやすいということだと)思います。


 ジャンボフレットにもいろんな山があるでしょうが、単純に考えて
「幅が広いぶん山の角度がゆるやかに取れる→弾きやすい」ということになるんじゃないかと。


 はい一件落着・・・と思ったんですが、もうひとつ考えるべき点。

 それは、フレットの質量です。
 上の図で「硬さ」という項目があったのでお気づきの方も多いでしょうけどね。

 ギター全体からしたらかなり小さい部分ですが、ここを支点に弦が振動することを考えると音の伸び(いわゆるサステインというやつ)には如実に影響してくると思います。
 まー質量があるほうが音が伸びるんじゃないか?と考えると、この点でジャンボフレットには大きなメリットがあるんじゃないかと考えられるわけです。
 サステインを、ディストーションやコンプレッサーによって電気的に稼ぐのではなく、実際の弦振動で稼ぐという点が重要だと思います。伸びてない音は伸びないですよ、という。


 以上二点から考えますと、ジャンボフレットは弾きやすいわサステインは稼げるわでいいことずくめのように聞こえますが、カッティングなんかの切れ味が求められるプレイには向かないんじゃないか、という側面があるんじゃないでしょうか。


 以上、
ほとんど経験による推測でした(爆)。
 あくまでいちアマチュアのアマチュアイズム爆発な一見解でした。というわけで、真実は【フレットの話(3)】にて検証したいと思います。
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by rollin_fujiyama | 2007-12-03 16:35 | 六弦山
 「歪みを使うか否か?」から始まった第一回。

 必要なければ要らない!と意気込んではみましたが、実際のところ、ほとんどのロックギタリストが何らかの歪みエフェクターを使用しているのが現状です。

 やっぱり、ペダルが一個増えるだけで、音色の幅が圧倒的に広がりますもんね。

 前回は、歪みエフェクターを使うのに「消極的な」理由ばかりを挙げました。しかし、様々な曲を表現する為に、必要なエフェクターは積極的に取り入れていく・・・というのもひとつのやり方。
足元に精悍なペダル群を構築していらっしゃる方もたくさんいます。そういうのを対バンのヒトに見ると、ひるみますね~・・・(笑)。私は極力シンプルな構成にしたい方の人間でして、その手の手法についてはよく分かりませんので・・・。


 一口に歪みといっても、その歪み方は千差万別であります。

 余談ですが、そもそも「歪み」をどう読むか?から既に違ってたりしますし(笑)。
 これについてはネット上で論争になったりしてますが、私は「ひずみ」と読んでます。どーも「ゆがみ」って言うと、音程まで変わっちゃってそうに感じるんですよね。信号の波形がひずんでいる、というイメージで、私は「ひずむ」と読んでます。
 「ゆがむ」と読むヒトに「ひずむだろゴルァ」と言うと、
 ケンカになるので言いません(笑)。

 一口に「いい歪み」と言ったところで、イメージはヒトそれぞれなんですよね。
 それは一口に「イケメン」と言ってるのと一緒でして。キムタクを想像している女もいれば、反町隆史を想像している女もいれば、玉木宏を想像している女もいるということです。何、貴女の彼氏?・・・はあ、まぁそれはそれでいいんじゃないでしょうか、ははは・・・。

 「名機」なんて呼ばれる、評判のよい歪みエフェクターは数あります。ただ、それが何人たりとも好まれるか?と言えば、キムタクを全ての女性が好きではない(でもない気がしますが・・・:爆)のと同じで、名機もあんまし好かない・・・ということは、よくありますよね。

f0053545_112912.jpg イケメンで例えたのが悪かった。髪形でいきましょう。
 モヒカンはヘアカットの歴史でも傑作だと思うんですが、誰もがおいそれとやって似合うものではありません。
 ストレートに伸ばしても、一歩間違えば若い頃の長州力になる的。【右写真】

 その髪型がそのヒトに似合うかどうか、機能性はどうか、TPOにあった髪形なのか?というのと同じで、
 その歪みが演奏する機材にマッチするかどうか、コントロールしやすいか、演奏する音楽にあった歪みなのか?という点が、歪みをチョイスする際に重要だと思います。


 精神論はこのくらいにしまして、いい加減具体的な内容に入ろうと思います(苦笑)。

 歪みの種類。
 三種に大別されますが(なんだか非核三原則を大声で叫ぶような気持ちですが:笑)ファズ、ディストーション、オーバードライブですね。はい。(クランチ・・・う~む、それもあるんですけど、それはまた別な種類ですかね)
 歪み系のコンパクトエフェクターはおよそこの三種に区別されてまして、おおまかにその性格がつかめるようになっています。ファズは荒く暴れるような独特の歪みディストーションは重厚感のある深い歪みオーバードライブは原音の輪郭が残る浅い歪みみたいな感じでしょうか。

 それらのチョイスにおいて、ハードロックやメタルのように腹に響くような重低音が必要な場合はディストーションがいいでしょうし、ブルースのようにピッキングのニュアンスが大事な場合はオーバードライブがいいでしょう、みたいな古典的定番はあります。
 しかし、ファズというやつは難しいんですよね。ファズは特に機種毎のキャラが強いので、合わないととことん合いません。髪形でいえば、ちょうど先述したモヒカンみたいなもんです。セッティングのつぶしもあまり利きませんし(笑)。
 個人的には、ファズは歪み上級編な感があります。逆に、オーバードライブやディストーションはセッティングで音色をコントロールしやすいですね。


 なんか初心者講座的内容に成り下がってしまいましたが・・・こんなでよかったんでしょうか。
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by rollin_fujiyama | 2007-11-13 23:59 | 六弦山
 思いつくままテーマを決めてきたギターよもやま話ですが、今回はエフェクターです。

 個人的にギターで最も話のふくらむテーマはエフェクターなんじゃないかと思います。
 エレキギターの音色を作るうえで、最も劇的な効果を生み出す部分だからです。まあエフェクト(=効果)っていってんだから当然ですけど(汗)。
 エフェクターはこれまで様々な機種が発売されてきましたが、どんな機種があるとか、どんな設定で使っているのかとか、あのギタリストは何を使っていたとか、まあ話のネタは尽きませんで。それだけに、
 ネット上で色んな噂が飛び交うテーマ
でもあります。エフェクターの良し悪しは個人の主観に重きを置くものだけに、非常に憂慮すべき事態だと思います。・・・と言いつつ、まあこの記事も今まさに、そんな噂のひとつに加わろうとしているわけですが(笑)。

 ともあれ今回は最初なので、「エフェクターと歪み」というテーマで大観的に書いてみようと思います。


 ロックギター=歪み。

 そんな感じで言い切ってしまっていいんじゃないかと。
 さすがに、
「ロックギターの歴史は、歪みの歴史だった」
とトモロヲ調には言わない
にしても、エレキギターの歴史にとって、歪んだギターサウンドは欠かせないものです。

 やっぱり、ロックギターを弾きたいという少年(じゃなくてもいいですけど)なら、大音量で「ガー」てやりたいと思うんです。

 ここに、歪みがなければどうなるか。

  「ショリーン」

 ・・・という感じでしょう。それは、「チョリーン」ですらなく。

 実際、エレキギターの信号をダイレクトにミキサー等に繋いで増幅させると、そんな擬音語の音になります。
 ギターアンプは、オーディオのようにEQフラットの状態で信号をそのまま増幅させるわけではなく、ギターらしい音として音色を作って増幅しています(周波数がフラットではないってことですね)。それでもって、ギターアンプ独自の特殊なヴォリューム回路を通すことで、歪み、倍音等も付加されて出力されるわけです。
 因みにエレキギターでクリーンと呼ばれる音色でも、全く歪ませないわけではなく、若干歪ませて作ったりすることがあります(・・・と、私はそうしてますが、この辺は人それぞれだと思います。個人的には、クリーンだからといって全く歪ませないと、ちょっとコシのない音に感じてしまいます)。
 ハムバッカーのピックアップ(って急に専門用語を使いますが)なんかは、モノによっては、ギターからの出力の時点で既に歪んでいたりします(何、私のだけ?:汗)。

 つまり極論すれば「エレキギターたるもの、少なくとも歪んで出力されている」と。


 そんなこんなで、アンプから音が出たら、次に考えるのは。
 「どのくらい歪ませるか?」だと思うんです。

 そこで使うのがエフェクター・・・

 ・・・と言いたいところですが、「ゴー」ていわせるのに必ずしもエフェクターが必要なわけではないんです。
 お使いのアンプがマーシャルJCM900なんかであれば、アンプのGAINつまみをグリッと上げてやれば、「ゴー」ていいます。
 あとは、ギターのヴォリュームを下げて歪みの量を調節。

 ・・・って、話が終わってしまった。(爆)

 正直、それ(つまり「アンプ直」)で終わって全然OKなはずなんですが、人にはそれぞれ事情があって、アンプだけでは終わらない(もしくは終われない)場合が多いんだろうと思います。

 例えば、
・バンドのギターヴォーカルが片手間でしかギター弾かないくせにマーシャルアンプを使いたいと言って聞かず(笑)残ったローランドJC-120を使わざるを得ない場合

・手元のヴォリューム操作では歪みとクリーンの切替が間に合わない、もしくはうまくいかない場合

・アンプの歪みでは、どうも目指している「ゴー」具合(というか歪み具合)が違う場合

・足元に色々あるとそれっぽい場合(兼対バンへのこけおどし

・エフェクターメーカーの「最強の歪み」等の広告に釣られた場合

 などなど。

 マイアンプを持っていない場合、その場にあるアンプを使わざるを得ないですが、使うアンプが変われば、当然その歪みもアンプによって異なります。例えば、先述の、普及率の最も高いアンプであるJC-120は、そもそもあんまし歪みません。
 ほとんどクリーン的なプレイでない限り、「アンプ直」は音作りで不自由する危険度が高いでしょう(それでも「アンプ直」でやってるヒトは実際いますが・・・すごい)。

 エフェクターで歪みを作ることで、アンプまでの音は自分の音を作れるようになります。アンプが変わっても、歪み量はキープできますし、出音の違いはエフェクターの設定で若干対応できます。

 また、手で弾くギターにおいて、お留守な足元(byドラゴンボールのジャッキー・チュン)で音色を変えられるという点は、非常に合理的だと思います。
 まだモノがなかった時代、歪みはアンプとギターのヴォリュームで作るものとして「そんなもん手でやれゴルァ!」といわれた時代が・・・あったのかどうかは知りませんが、モノがあふれる現代、何段階かに分けた歪みをペダルで踏むというやり方が多いと思います(・・・逆に言えば、ギターのヴォリュームで音色をコントロールするやり方は、今時個性にさえなりうる気がします)。


 ようやく話がエフェクターに差し掛かってきました(汗)。

 やたら導入部分が長くなってしまいましたが、まずはじめに、エフェクター云々を語る前に「そもそもエフェクターが必要かどうか?」という点から考える必要があると思い、長々と書いてみました。
 というもの、多機能なマルチエフェクターやモデリングアンプが安価で買えるようになった現在、「エフェクターを使わない」という選択肢がない初心者の方もいらっしゃるのではないか?と思うんですね。それは後に
「まず機材ありき」的な姿勢になりはしないか?と。
 ハッキリ言って、ギター周りの機器は集めだしたらキリがないです。自分に本当に必要なモノは何なのか?ということを見定めて選んでいかないと、泥沼にハマってしまう危険があります。
 それが言いたかったんです。
 泥沼にハマっている人間として。(爆)


 はい、長くなってきましたので、また次回。
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by rollin_fujiyama | 2007-11-12 16:19 | 六弦山

ACアダプターの話(1)

 PSA-100が、マイナーチェンジしてたんですよ。

 って、型番だと分かりにくいと思いますので、画像ドン。
f0053545_1238032.jpg

 ちーがーう。(マモー&ミモー←古すぎる)
 それは、PSP-1000


 こっちです。
f0053545_12413396.jpg
 …あの、大多数の方がガッカリしてる気が(苦笑)。むしろPSPのほうで話題を進めたほうがよかった感すらありますが「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」(byラオウ)ということで。

 これですよ。
 おそらくは、ほとんどのギタリストが一度は手にしたモノではないかと思います。
 国内最大手のエフェクターブランドBOSS。数あるコンパクトエフェクターに使われる純正ACアダプターのひとつが、このPSA-100です。ちなみにPSPの専用アダプターの型番はPSP-100。(もういいっちゅうねん)

 ハンドメイドエフェクターの隆盛(?)により、現在様々なエフェクターブランドがしのぎを削っています。それらのブランドから出ているほとんどのコンパクトエフェクターは9V駆動。ところが、新興ブランドは自身でアダプターを作っていないことが多く、BOSS PSA-100の使用を推奨していることが多いのです。
 そんなこんなで、BOSS嫌い(というか毛嫌い)の私が唯一持っているBOSS製品でもあります(汗)。


 先日、私の持っているその唯一のアダプタが断線してしまいまして。

 BOSS製品の強みは、何処の楽器屋さんでも売っている点。早速近所の楽器屋に買いに行ったら、何やら様子がおかしいんですよ。

 箱が小さい。

 売り場にはこれしかないようなので、中身を見てみたら。

f0053545_13423344.jpg
 マイナーチェンジしてたんです。
 いや、マイナーチェンジっていうか、
 全然別物じゃん。
 楽器屋さんに行ってもACアダプターは全っ然気にしてなかったので、思わぬ盲点でした。いつの間に・・・。(たぶん今年秋口辺りだったのかと思われますが)一応型番的にも、PSA-100PからPSA-100Sに変更されている模様。
 私の記憶が正しければ、私がギターを弾き始めた十数年前から数えて、このアダプターは若干のマイナーチェンジをしたものの(角が丸まった感じだったと思います)、その形状はほとんど変わっていません。それが、いきなりですよ。
 「前もって言っといてくんねーと」「なんで『見逃した~』風なんだよ」

 はい。変更点を見ていきますと。

 これまでアダプタ然としていたプラグ部が横に伸びてコンパクトになり、縦方向での省スペースが図られています。これで、複数のアダプタを使用する場合も安心です
 …って、それって、コンセント側が縦に並んでたらの話。
 横に並んでたら、ひとつしか入らないでヤンス。(誰?)

 で、コンパクトになった分がケーブル途中に移動して、ケーブル自体も長くなっているようです。

 さらに、プラグ上部にLEDが付いており、コンセントが通電しているかが確認できます。これは結構実用的な変更ですね。


 さすがに100Pと100Sの音質の違いまでは踏み込みません(汗)。これについては、BOSSサイトのQ&Aによると(どうやら100Gというモノもあるようですが)「電気的性能は全く同じものです」とあります。

f0053545_14111019.jpg ちなみに、コンパクトエフェクターをファミコンのACアダプターで駆動させる場合。【右写真】

 これやってる方全国にたくさんいらっしゃると思いますが(笑)、スペック的には
  出力:AC100V 50/60Hz 18VA 出力:DC10V 850mA
 一方のPSA-100は
  出力:AC100 50/60Hz 7VA 出力:DC9V 500mA

 ファミコンアダプタ、若干電圧が高いです。
 まあACアダプターの表記と実際の電圧値には差があったりしますので、とりあえず動作したりする模様。ただ、推奨外のモノを使っているわけですから、モノによっては当然ぶっ壊れるでしょう。BOSSサイトのQ&Aにも、当然ですが「他社のACアダプターを弊社製品に使用した場合も損傷や誤動作の原因となりますので、ACアダプターは指定の製品にのみご使用ください」とあります。
 言っておいてなんですが、当ブログもこれを推奨するものではありませんのであしからず(笑)。リサイクル的には、ナイスなんですけどねぇ。

 あ、ついでにもうひとつ。
 BOSSにはACA-100というアダプターもあるんですが、見た目はPSA-100Pと一緒ですが、構造が違うので注意です(違いについてはググるとたくさんヒットします)。専用の機器のみに使うべし、ということだそうです。
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by rollin_fujiyama | 2007-11-06 14:35 | 六弦山
 ふとネットで目にした、とある情報。

 そういえばギターマガジンでそんな記事を読んだような記憶もあるんですが・・・。いや、あらためてこれは大いなる誤解であったと思い、記述する次第です。
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 "Gretsch"(グレッチ)は、ビートルズのジョージ・ハリスンが使用していたギターのメーカー・・・と説明するのが最も分かりやすいでしょうか。(やっぱり、AC/DCのお兄ちゃんのほうが使ってるギターて言っても若干分かりにくいでしょう:笑)
 現在では、日本ならブランキージェットシティの浅井健一、海外ならブライアン・セッツァーの使用で有名です。アマチュアバンドでグレッチのギターを使っているヒトを見ると、私はつい、その三人のいずれかのファンなんだろうな~的視線で見てしまいます(笑)。
【右の写真は「世界で一番美しいギター」と言われるモデル、ホワイトファルコン。実は、このモデルがお披露目されたのは、フェンダーストラトキャスターと同じ1954年なのだそうな】

 ともあれその歴史は長く、カントリーやロカビリーのヒトによく使用されたこと、また、そのギターのアメ車のような派手なルックスから、非常にアメリカを感じさせるメーカーだと思います。

 かくいう私もブライアン・セッツァーに憧れたクチで一本持ってまして、手にすればなんとなくアメリカを感じていたんですが。



 グレッチの現行ギターは
日本で作っているそうです。

 ウィキペディア「グレッチ」の項目によると、現行のグレッチギターは主に
愛知県蟹江町にある寺田楽器というところで作られているそうです。で、2003年にはギター部門がフェンダーの傘下に入り、
長野県富士弦楽器でも作られるようになった、とあります。

 フジゲンか!

 いや、フジゲンのイメージが悪いわけではないんですが、あのグレッチのルックスで、ヘッドにフジゲンて書いてあったら、若干凹む気はします(笑)。
 ていうか、アメリカでは、日本で作られたということでむしろありがたがられることすらあったりするそうな。アメリカンスピリッツは何処へ(笑)。


 ともあれ、私の持っているグレッチのギターも思いっきり現行モデルですから、思いっきりメイドインジャパンてことですよ。
 ハードケースから漂うのは、アメリカの香りだと思ってたんですが。


 まーアウトソーシングが進む昨今、こういう状況は色んなモノづくりの中で見受けられるんでしょうね。
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by rollin_fujiyama | 2007-10-29 17:05 | 六弦山

弦の話(2)

 「はい、弦の話、パ~~~ト2!」(「ごきげんよう」の小堺さん調)


 「ギターの最重要パーツは弦だ!」と、高らかに宣言したのが前回。

 まあそう言ってはみたものの、気持ち的には「やっぱりギター本体が重要だよな~」なんて思いつつ書いております。無責任ですね~。(爆)

 ま、きっと今後も「ほにゃららの話」というテーマで書けば、「重要なパーツはほにゃららだ!」などと書き始めることでしょう。つまるところ、全部大事なんでしょうね(苦笑)。


 今回は季節も踏まえまして(現在2007年夏真っ盛りです)、弦の錆対策という視点ですすめていこうと思います。


 ギターの弦は非常に錆びやすい、ということは前回も触れました。

 ギターの弦が錆びれば、交換しなければいけません。
 ・・・面倒です。
 初心者にとっては、これが嫌で、結果ギター自体が錆びてゆく事態にすらなります。

 よくギター本のQ&Aコーナーで
  「弦はどのくらいの頻度で換えたらよいですか?」
 という質問がありまして、その答えが
  「プロは1ステージで1セット換えます」
 みたいなことだったりするんですよね。

  「何?そしたら練習一回一回弦交換せなあかんのん?」と。

 未来のために、地球の資源を大切にしようと思っている(ていうか反抗期)の少年少女にとっては
 「冗談じゃねえよ、辞めてやらあ!」
ということになりかねません。

 真面目な少年少女の皆さん、そこまでしなくてもいいと思います。
 「弦がキーキー言い出してどうにも弾きにくい!」くらいで、個人的にはプレーン弦(1~3弦)がおおよそ黒くなったら交換でええじゃないかと思うんですね。

 そうじゃないと、演奏より、弦交換のほうが上手になってしまう気が・・・。
 んなこたないですが、ギターをはじめたての頃はギターを弾くことに集中したほうがいいんじゃないか、とそう思います。劣化してきた弦の、音色や、チューニングの精度の問題・・・というのはあるんですけど、それは多少弾けるようになってきてからでもいいんじゃないすかね。駄目ですか教頭先生、みたいな。(意味不明)


 それにしても、弦はすぐ錆びますね。

 方策としてはまず「弾き終わったらギタークロスで入念に弦を拭く」というものが考えられます。汗等が付着した状態で放置すれば、当然錆が進行するからですね。これは多くの方が実践していらっしゃることでしょう。

 ところが、問題は、張り替えて最初の演奏ですでに起こっているのです。
 食生活の何が影響しているのかは知りませんが(そういう問題か?:笑)、私、弦が錆びやすい体質なんですね。手にかく汗や脂の成分の問題なんでしょうか、私の場合3時間もぶっ続けで弾いていれば、使う頻度が高いフレットの辺りの弦は、すでに輝きがなくなってたりします。
 数時間しか持たない、ということは、新しい弦が一回の録音すら持たない・・・ということであります。録音の途中で弦交換・・・モチベーションが下がりますな・・・。

 これは意外に、ギターを始めて以来、延々と持っていた悩みかもしれません。弦が錆びるのが嫌なので弾かない・・・みたいな本末転倒すらあったりして。(笑)

 楽器屋さんによく置いてある錆止めのスプレー。あれもも使ったりしたんですが、個人的には、いい効果が得られた試しがないですね~。あれ、吹いた瞬間はいいんですけど、その後一気に錆(特にプレーン弦の黒ずみ)が進行する気がします。


 な~んかいい方法はないのかな~なんて思ってたんですが、最近、ついに気づきました。

 その方法、それは
「ギターを弾く前に、
 手をきれいに洗う」


 font size=7で書くことか?とお思いかもしれませんが(笑)、発想の転換です。

 「錆びた弦をどうするか?」ではなく、
 「いかに弦を錆びさせないようにするか?」なのであります。


 手を洗って、よく拭いて、なるべく手に水気がない状態でギターを弾く。
 これだけで、かなり状況はよくなります。やはり、日々の食生活でいいもん食ってないことによる汗と脂が作用していたことが実感できます。やっぱり、親や先生に口を酸っぱくして言われるようなことは、守るべきだったわけです(笑)。

 さらに。
 ギターを弾いている最中にも実践できることがあります。それは、
「手に汗をかかないようにする」

 いよいよ人間の生理現象をねじ曲げる「魁!!男塾」的提案かと思われたかもですが(笑)。

 以前紹介した教則本『速弾きが上手くなる理由 ヘタな理由』にで読んだ方法なのですが、
【押弦する手が汗をかく】=【フィンガリングに力が入りすぎている】
ということなのだそうです。押弦する力加減が分からない頃というのは、往々にして「音がビビらないように・・・」と強く押弦しがちです。また、速いフレーズを必死で弾こうとしてきばったりすると、ついつい力が入ってしまったりするもの。
 すると、たちまち汗が滲み出て、それが霧になりスプリングマンに付着、「なんだかギクシャクしてきやがったぜ」
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 「フフフ・・・鉄は塩水によわい あの雨雲は汗でつくったもの・・・ だから鉄の体のきさまが塩水の雨をあびると 当然体はサビつきもろくなる あたらしいクギはおれんが サビついたクギは簡単におれる!」
 ・・・ってそれはモンゴルマンの地獄のシャワーでして(核爆)
※どうでもいいけど、蒸発した汗に塩分は含まれないぞモンゴルマン


 きばって弾くと、手からたちまち汗が滲み出て弦に付着、弦が錆びる原因になるわけです。

 これ逆に言えば、弦がすぐに錆びてしまうヒトというのは、フィンガリングに力が入り過ぎているとも言えますねぇ~・・・
 ・・・ ・・・ ! 俺のことか!(爆)

 どうしても手に力が入ってしまうのであれば、手がべたつくと感じた時点でもう一度手を洗い、弦を拭くとよいでしょう。適度な休憩にもなりますしね。ただ、手をふやけるほど洗ってしまうと押弦がしづらくなってしまうので、手を水につけるのは程々にしたほうがよいと思います。


 以上を踏まえると、出演前に使った整髪料で手がベタベタ、照明が当たって汗はかき放題なステージという場面は、弦にとっては最も悪い環境であるとも言えるでしょう。
 ライブハウスによってはハンドソープが備え付けてあったりするところもありますが、自ら用意しておくほうがいいんじゃないでしょうかね。


 あとは、「弦が錆びないような成分の汗になる食べ物」を・・・・・・どうだか。(苦笑)
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by rollin_fujiyama | 2007-08-10 15:20 | 六弦山

フレットの話

 右手(利き手が逆の方は左手)が弦を弾くとき、左手はネック上の弦を押さえているわけです。そのとき、アウトプットに密接に関係するのはフレットでしょう。


 まあ十数年ギターを弾いてきて、フレットに関するエピソードはそれほどないので話は深くならないかもしれないんですが・・・。
 フレットが違うだけで、音色や弾き心地は随分変わってくるもんです。

 月刊のギター雑誌を見ると載っていると思うんですが、某M工房の広告。各社フレットのイラストが書いてあって、その特徴が書いてあるヤツです。きっとその手の雑誌を読んでいる方は一度は見たことはあると思います。

 フレットは、細いとシャープな音、太いと丸い音になります。

 一般的に、フェンダーのギターは音がシャープで、ギブソンのギターは音がマイルドなイメージがあります。勿論それはシングルコイルとハムバッカーという、ピックアップの違いによるところもあります。その他、ボディの材質の違い等々様々な理由があるでしょうが、フレットの違いという点は大きいのではないかと思います。

 実際、切れ味鋭いフェンダーのギターでも、フレットを丸いものにするとかなり音色が変わります。そもそも弦が鳴る支点の形状が変わり弦の鳴り方が変わるわけですから、トータルの音色への影響が大きいのは当然と言えるでしょう。
 この辺の好みは、ソリッドかマイルドか?という二択であり、前者であればフェンダー系のシングルコイル、後者であればギブソン系のハムバッカーという選択になると思います。そうすると、自然とフレットもそれに見合ったフレットがギターに施されているものでして。そういう状況だからこそ、フレットへの関心は薄れていくのかもしれないですね。


 操作性でいうと、フレットが広い(大きい)ほうが弾きやすいです。細いとスライドやグリッサンドで引っ掛かるんですね。しかし、細いフレットだからこそというシャープな音色というのは唯一無二なものでして、これは修練を積み重ねて扱えるようになれば、鬼に金棒的なセッティングなのではないかと思うのでした。


 ま、どっちがいいという優劣はつけられるものではなく、自分が弾きやすいもの、そして気に入った音色を奏でてくれるものを選ぶ。それだけなんですけどね。
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by rollin_fujiyama | 2006-02-27 00:39 | 六弦山

弦の話

 エレキギターという楽器は、見てくれもいかついし、なにやら得体の知れないエフェクターがつながってるし、その後ろにでっかいアンプがあるし、で、そういった一連のシステムが耳をつんざく大音量を発生させているのは紛れもない事実。

 ですが、「実際に鳴っているのは何の音か?」というと、それはアンプでもなく、エフェクターでもなく、ピックアップでもなく、ギタリスト本人の気合いでも魂でもなく、ギターに張ってあるなわけです。

 このことを考えると、弦にこだわることがいい音への最も重要なアプローチだと思うのです。が、ギタリストの視線は専らギター本体やエフェクターに向けられ、弦は二の次・・・どころか一番最後くらいにようやく「あ、弦換えてなかったわ」くらい軽視されている気がします。
 何かの雑誌で読んだのですが、リペアショップに持ち込まれるギターで、オクターブがどうしても合わない原因が、単に弦が死んでいるだけだった・・・という例はよくあるそうです。


 と弦の重要性を語ってみましたが、やっぱり地味ですよね(笑)。

 いかに1セット¥2000の弦を張ってみたところで、

 「おぉっ、その弦いいねえ~」

 と声をかけてくれる人間は、どちらかというと超人です。

 やっぱり「レスポールをいきなりストラトに持ち替えてる」とか、「足元に怪しい外観のペダルが一個追加されてる」とかのほうが、友人もリアクションをとりやすい(ってそういう問題なのか・・・?)。
 ギタリストは目立ちたがり屋さんが多い(気がする)ので、変化が顕著でないと自分も納得しないのでしょう、きっと(笑)。

 しかも、弦は消耗品なので、コストは重要ですね。
 数時間弾けば、弦はアイスクリームが溶けてゆくかの如く、すぐ錆びます。あ、これは個人差があるみたいですね。体質らしいです。汗の成分(?)によって、すぐ錆びてしまうヒトもいるし、なかなか錆びないヒトもいると。自分は運の悪いことに、よく錆びます。弦を張り替えてから数時間適当に弾いていると、key=Aのペンタトニックスケールの形に弦が黒ずんでます(笑)。

 張ったばかりの弦はそれはもう張りのある音ですが、これが錆びてゆくと、一気にハイが落ちてきます。お金があるとき(笑)は、こうなったらもう交換でしょう。今月は残高が厳しい場合(苦笑)は、一歩譲って「1~3弦が全体的に黒ずむ」までをひとつの目安にしていいんじゃないかと。まあそうなっちゃうと、厳密な音作りはできないですけどね。

 弦が切れちゃった場合は全部交換で。さらに、バンドメンツに

 「切れてないスよ」

 のみならず

「俺を切れさせたら大したもんスよ」

 と言っても失笑を買うだけなので、くれぐれも言わないように。


 弦の値段もピンキリですけど、ホントに安いのは鳴らないですね。「楽器屋さんの弦コーナーで、床にカゴで置いてあって3パック¥500くらいで売っている」ような弦は止めといたほうが無難だと思います。(でも、憂歌団の内田貫太郎さんはそういう弦を使っているそうな)
 なんか鳴らないだけじゃなく、ねじれちゃってたり、活きが悪かったりする(それなりな弦は、巻いてあるのをほどくと「ビョ~ン!」てまっすぐになって活きがいい)のです。

 自分が愛用しているのはダダリオ(D'Addario).10~.46なんですが、有名なメーカー、かつ安価、かつどこにでも売っているという理由で使ってます。いい感じです。より高い値段の他のメーカーのも試してみたんですが、払った対価ほどの違いは感じられなかったので、ダダリオに落ち着いてます。って冒頭であれだけ弦の重要性を語ったのは何だったのでしょうか(爆)。

 皆さん、お薦めの弦があったら教えてください。


 あとは太さですね。ひとつ上のゲージを張ると、ホントに音が太くなりますね。そして、ホントに弾きにくくなりますね(涙)。打倒スティーヴィー・レイ・ヴォーン(←1弦.13~のセットを使用)という気持ちも分からなくはないですが、ハッキリ言って、無理です(笑)。ギターにも悪いと本人もおっしゃってました。


 弦の張り方も大事なんですが、ココで取り立てて言うことはないですね。ねじれないように、ポストで隙間が空かないように、ということは心がけてます。あとは、タイムアタックで(笑)。ギター弾き始めの頃は、一日がかりだったな~(遠い目)。
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by rollin_fujiyama | 2006-02-19 01:05 | 六弦山