意味もなくうちの機材を紹介するコーナーが、いよいよ始まってしまいました。
第一回は、私がはじめて買ったギターを紹介しようと思います。
YAMAHA RGX521D はじめて買ったギターなので、いろいろ思い出があります。
このギターを買ったのは、確か高二の冬だったんじゃないかと記憶してます。
ていうか、受験勉強始まってないかそれ…。(爆)
ギターをはじめて弾いたのは、高一の春頃でした。
きっかけは、高校に入学してからばったり会った、別の高校に行った中学のときの友人。
ギターを始めたなんて言ってて、弾いてみてよって言ったら布袋さんの曲弾いてたんですが、それを見て
「あれ、俺だったらもっと上手に弾けるんじゃないの」と思ったのがきっかけでした(笑)。
それまで全く興味がなかったのが急にギターに興味を持ち始めて、そういえば兄貴がギター持ってたっけなって思い出して。
(ギターを弾き始めるきっかけが「兄貴が弾いているのを見て」っていうヒトは結構多いと思うんですが、私はそれまでほんっとに全く興味なかったんですよね) 最初は真ん中の兄貴の部屋にあったいわゆる
"ぞうさんギター"※をこっそり弾いていたんですが、そのぞうさんギターは
何故かピックアップが取り外されていて、スイッチを入れても(勿論)音が鳴らなくて「なんで鳴らないんだろう」とか思いながら、そしてチューニングも全く分からないままとりあえずそのまま弾いてました。
※ぞうさんギター…国産メーカーFERNANDESが発売したアンプ内蔵のミニギター"ZO-3"シリーズのこと。その名の通りぞうさんのルックスで、スペック的にも手軽であることから一大ヒット商品となった が、さすがに私もすぐに
「これは違う」と察して、一番上の兄貴が確か持っていたはずの
「ちゃんとしたエレキギター」を借りるに至ります。
今度はちゃんと承諾を得て借りました(笑)。
ぞうさんとは違って、一見して「本物のエレキギターだ…」と思いました。
黒い、レスポールでした。
(実はこのギター、ギブソンのブラックビューティーのコピーモデルで、ヘッドには"Diamond"と書いてありました。Aria-ProⅡ関連でダイヤモンドというブランドがあるんですが、それだったのかどうか、今では確認する術もありません) ぞうさんとは明らかに違うそのつくりと重量感。それを持ったときに「あ、ちゃんと弾こう」と思ったんです。早速教則本を買ってきて、独学で練習し始めたのでした。
そんなとき、たまたま、同じクラスの友人が、バンドでギターやってたんです。彼は洋楽のハードロックを弾いていて、それで、エクストリームの3rdとディープパープルのなんか一枚アルバムを借りたんです。
ハードロックの虜になりました。
長くなりましたが、この記事的にはここが重要で、当時はMr.BIGとか流行ってて、いわゆるスーパーギタリスト時代の終わり頃だったんです。
とにかく、みんな速弾きです。そんな中で、うちにあるのはレスポール。ハイフレットが弾きにくいし、なによりアームが付いてないし、重いし、とにかく私は、
もっと速弾きしやすいギターが欲しかったんですね。
そして、楽器屋から持ってきたカタログを眺める毎日。
その頃、イングウェイ・マルムスティーンやヌーノ・ベッテンコートやポール・ギルバートのフレーズはとても弾けないと思った私は、手始めに日本人のギタリストからコピーしようと思って(それもよく分かりませんけど:笑)、ブルーハーツとか布袋さんとかB'zの曲を弾いてたんです。
やがてコピーは、フレーズ的に一番難しい松本孝弘に傾倒していきました。
これはこのブログにも何回も書いてますけど、
当時の松本氏がインタビューで曰く
「最近のヤマハのギターはすごくいいよ」と。
この一言が、私に無条件でYAMAHAのギターを選ばせる理由となりました。 しかも、たまたま、地元の楽器店に松本孝弘モデルが置いてあったんです。おなじみ(?)YAMAHA MG-MⅡG。それが、その店で一番高いギターでした。
(ていうか、その楽器屋さんにはギターが5本くらいしかなかったんですけど:苦笑) で、いつかあれが欲しいな、と(笑)。
で、いよいよ自分のギターを買おうと。
結局、予算的にMG-MⅡGは無理なので、自分の必要なスペックを持つ予算内のYAMAHAのギターということで選んだのがこのRGX521Dだったのです。
はじめて、御茶ノ水に行きました。
で、定価45000円で買うつもりだった(ヤマハのカタログ見てたから:笑)んですが、御茶ノ水に行ったらそのギターが
7点セット付きで30000円で売ってて(笑)。
「…ホントにいいんですか…?」て思いながら買った記憶があります。
はい、やっと思い出話が終わりました。(笑)
というわけで、このギターの特徴としては
当時隆盛を誇ったハイテクニックなプレイに充分対応できる仕様といえるでしょう。
部分的に見ていきましょう。
ここから劇的に具体的な内容になります。(笑) まず、
フレット数が24フレットです。
24フレットのギターって今あんまり見ない気がします。確か当時のYAMAHAのカタログには、26フレット仕様のものや、ハイフレットのみスキャロップド加工が施されているもの(これはビリー・シーン仕様を真似たものらしいです)とか色んなモデルがあったものです。

ネックはかなり薄く、そして、
ジャンボフレットです。
はじめてがレスポールだった私は、フレットって普通こういう太さのものなのだと思っていました。友達が持ってたストラトキャスターを見たとき、なんて弾きにくいフレットなんだ!?と驚いたのをよく覚えています。
ピックアップが、H/S/H。いや、こんな書き方も今見ないぞ。(笑)
フロント・センター・リアがハムバッカー・シングルコイル・ハムバッカーってことです。ストラト系のダブルカッタウェイにハムバッカーを載せるっていうのはエディ・ヴァンヘイレン以来の定番改造だと聞きますが、とにかく、あの頃は「ハードロックやるんだったらハムバッカーだろ」っていうことになってましたね、ええ。(笑)

そして、
ロック式のフロイドローズトレモロユニット。当時はみんなのギターに付いていたものですが…。(笑)
ヘッドの方ですが、ロックナットが3つ付いてまして、チューニングを合わせた後にここを六角レンチで締めることで、激しいアーミングをしてもチューニングが狂わない仕掛けになっているわけです。
狂わないのは有り難いんですが、ふいに狂ってしまったチューニングを元に戻すとき、ペグで戻そうと思うと、こいつを緩めなければいけません。

そんなときはブリッジのほうのファインチューニングて機構を使って微調整します。
特筆すべきは、
このギターに付いているユニットはYAMAHAの独自の工夫がなされている点。普通フロイドローズは弦をセットするときにポールエンドを切ってしまうと思うんですが、このユニットは、ポールエンドをそのままセットできるようになっています。
※追記
YAMAHAの独自の・・・と書きましたが、このユニットTRS-505はタケウチ製でした。フロイド・ローズのライセンスは取得している模様です。
ついでにストラップもYAMAHAで揃えてます。
"YAMAHA R&D TOKYO LONDON NEWYORK"て書いてあります。その三都の意味が分かりません。(笑)
当時の松本孝弘氏とお揃いのこのストラップですが、プラスチックの部分で着脱が出来るようになっています。他のギターにも同じものを使っていれば、ライブのときに持ち替えが楽…なのかというと、想像するに余計手間になりそうな気がするんですが…。(苦笑)
という感じで、このような「ダブルカッタウェイのH/S/Hでロック式トレモロ」という仕様は当時よく見られ、『BANDやろうぜ』に
"新定番"なんてジャンルに分けられていたものでした。新定番て…(笑)。
という感じですが、解説が大変でした…。
で、何が言いたいかといいますと、
はじめて買うギターの選択としては間違っていたんじゃないかと思うわけなのです。
なんといっても、
ロック式フロイドローズは止めておいたほうがよかったと思うんです。
初心者の頃って、チューニングに慣れていないので時間かかると思うんですが、フロイドローズ自体、チューニングが大変なんですよね。ロックしちゃうから面倒で、あんまりチューニングしたくなくなる(苦笑)。ギター弾き始めた頃というのは、特にチューニングに気を使ったほうがいいんじゃないかと思うと、一般的なギターのほうがとっつきやすいんじゃないかと思います。なんなら、アーム自体ついてないモデルのほうが安定していいんじゃないかと。
あと、フロイドローズのユニットに手を置くと後がシャープしちゃったり、チョーキング時のブリッジの動き方が独特だったり、特殊なことが多いのもよくないでしょう。
あと、
24フレット、使わないですね。
実際
今まで使ったことないんですけど…。(笑)
あとは、ボディが異様に軽いとか、ネックが異様に薄いとか、ピックアップの音色が異様に無機質な気がする(笑)とかいろいろありますけど、この辺は好みの問題ですので。
こうして振り返って思うのは、
はじめて買うギターは、あんまり特殊なモデルじゃないほうがとっつきやすいんじゃないかと。
・フロイドローズじゃない
・座って弾ける形である
・立って弾くときにバランスが悪くない
・壊れていない(笑) くらいのポイントは抑えておくととっつきやすいんじゃないかと思います。
ともあれこのギターですが、改めて弾いてみると、速弾きにはこのうえない適性を見せてくれます。ギンギンに歪ませて、速弾き・アーミングし放題てな感じです。
ただし、クリーンは聞けたもんじゃないですけど…。