ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

『大日本人』を見る場合

f0053545_2491251.jpg 松本人志の初映画『大日本人』を見ました。

 先日『監督・バンザイ!』の記事でも予告した通り、結構期待して見ました。

 …いや、「期待して」というのは言葉だけかもしれませんで、この映画を見たヒトに感想を聞くと、総じて「あんまり~…」という声が返ってくるので、実際のところは「あんまりなのかな~」と若干期待せずといった感じでしょうか(笑)。

 まあ実際、たけし作品の例から想像するに、どうも松っちゃんが作る映画となると、二時間のコントなんじゃないかと想像したんです。往年の「ごっつええ感じ」でやっていたコントの二時間版みたいな。映画とは言え、決して松本人志監督ではなく、松っちゃんに過ぎない(というのもなんですが)感じ。
 少なくとも、よくある映画のように、ひとつのテーマを語るための二時間みたいなことはしないだろう、とは思っておりました。


※ここからネタバレです



 見終わって、結論から言うと、まあ「あんまり~」って感じですかねぇ…(苦笑)。

 オチがよくなかった。全然よくなかった。

 「二時間のコントなんじゃないか」という予想はばっちり的中してしまったんですが、これだけ構想がよくできているんだから、コントで終わらせなければよかったのに…と思ったんです。
 物語はすごくいいですよね。前半から中盤までは「これは面白い!」と思ってたんですが、あの最後ので一気にぶち壊された気がしました。テーマ性すら持っていた話が、一気に普通のコントの域に成り下がった感じがしました。勿体無いと思いました。

 深読みすれば、それが松本人志監督の狙いだったのかも分かりませんけど。
 あの展開から、終盤、感動モノに落とすこともできるでしょう。四代目との思い出辺りを使えばいくらでもそう落とすことができたと思います。ただ、それでは凡百のフツーの映画と変わりないと思ったのかどうなのか。
 さすがに、あの最後のネタをやりたいがためにこの映画を撮ったとは思えないので…(笑)。


 前半~中盤で、何気なく「日本人の平和ボケ加減」とか、「世間の視聴率主義」といったところを鋭く盛り込んでいる辺りに、さすがだな~と思ったんです。笑わせるところも、たけしのみたいに無理して笑わずに済む(という言い方もなんですけど…)辺り、素直に面白いと思ったんですけどね。

 そうそう、あの予告編やスポットCMで流れていた「大日本人だよっ!」ていうセリフ、まさか飲み屋を出て行くときの「マメですねぇ」ていう言葉に対する捨て台詞だとはおもわなんだ(笑)。

 あとは、見る前から設定をちょっと知ってしまっていたので、若干最初の展開を楽しめなかったのが残念でした。何も知らないであの冒頭だったら、かなりインパクトがあると思います。


 私は面白かったと思うんですが、これを映画館で見たら、どうだろうな~…(苦笑)。
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by rollin_fujiyama | 2008-04-09 03:17 | 徒然山