ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

YAMAHA Magicstomp (4) 「その拡張性」

f0053545_20111493.jpg YAMAHA Magicstompの何たるかを語ってきたこの連載もいよいよ佳境。
 第四回は、Magicstompの拡張性に触れていこうと思います。





 ぶっちゃけ、Magicstompはもはや、この記事を書いている時点(2008年)で
5年前の過去の遺物です。
 しかし、それでも私がこのエフェクターに有用性を感じ、この記事を書こうと思わせたきっかけは、その拡張性の高さにあります。

 Magicstomp最大の特徴は、音色データ(パッチ)のやり取りができることですが、それに留まらず、本体の機能自体をアップデートして進化させられる点。これは普通のエフェクターにはない特徴だと思います。
 そういうことはPODもできるんですが、シミュレーターではなくひとつのペダルとして考えた場合、そういう発想の製品はなかなかないと思うんです(って都合のいい解釈だな~:爆)。


 手始めにパッチの更新ですが、オンラインパッチについては、Magicstompのウリのひとつとして大きく宣伝されていました。

 今となっては一切更新の気配が見られなくなったMagicstomp公式サイトにて、様々なギタリストのオリジナルパッチや、雑誌連動企画で作られたパッチが公開されています。
 何気にYAMAHAオリジナルパッチ(ジミヘンやサンタナ等のシミュレートパッチ等がある)なんかはよくできていると思います。「哀愁のヨーロッパ」も、これを使えば一撃でクリソツです(笑)。


 で、Magicstompの真価は、ここからです。
 Magicstompが進化するエフェクターである、核心に触れていきましょう。

 先のMagicstomp公式サイトにも載っていますが、実は、海外ではMagicstompの別バージョンが存在しています。

f0053545_21161652.jpg これは通常のMagicstomp。型番は"UB99"

 この時期のYAMAHAカラーとも言える、紫色のいわば基本形(?)です。

f0053545_21172511.jpg そして、これがいつぞやから公式サイトで唐突に現れた、アコースティックギター用のマジックストンプ、
Magicstomp Acousticです。
型番は"UB99A"日本未発表です。シャンパンゴールドのボディが眩しい(笑)。
 詳細はよく分かりませんが、アンプ・スピーカー・マイクのシミュレーションが入っているようです。注目すべきは、ヘッドフォンジャック装備と、ON/OFFスイッチのところにある"AUTO F.R."という表記。何なんでしょうか。

f0053545_21163343.jpg さらにこれは公式サイトにも記載がないベース用マジックストンプ、
Magicstomp EB
型番は"UB99-B"だそうです。これも日本未発表で、USAのYAMAHAサイトには掲載されていた模様。ブラックボディが若干悪そうなイメージ(爆)。
 これについては詳細が分かりませんが、きっと普通にベース用のパッチが入っているのでしょう(適当ですいません:笑)。やはり、ヘッドフォンジャック装備

 しっかし、この色違い具合がなんとも・・・
ドラゴンクエストのモンスターじゃないんだから(笑)。

 この他、やはり日本未発表Magicstomp2(Ⅱ?)なるものが存在している模様。
 これも詳細がいまいち分かりませんが、外見は紫色で通常のMagicstompとほぼ同様。
 違いは、中身のバージョンが2.--になっていること、アコースティック・ベース等のパッチが添付されているらしいことと、しつこいようですがやはりヘッドフォンジャック装備(やっぱり後でヘッドフォンジャックは要ると思ったんだな…きっと:笑)のようです。

 という具合に、何かMagicstompは海外で育ったという歴史が垣間見られます。私のようなMagicstomp愛好者にとっては、まったくもって不遇な歴史だったといわざるを得ません(笑)。

 ここで気づくのは、これら一連のマジックストンプの外見がほとんど同じということ。
 そして、にわか信じられない話ですが、これらのMagicstompは、中身のファームウェアを書き換えれば別のMagicstompになれる…ということらしいんです。例えるならばファミコンのディスクシステムのフロッピーの書き換えみたいな感じ。(古い)

 で、
現在日本の公式サイト上で公開されているファームウェアはver.1.08
なんですが、前述したMagicstomp2のファームウェアはver.2.10。このバージョンでは、これまでパソコンを介してSoundeditorでしかできなかったパラメータのアサインが、Magicstomp本体で可能になります。
 これは、Magicstompの致命的な弱点を克服できる画期的バージョンアップと言えるでしょう。

 で、これが最も重要な点なんですが、2.10へのバージョンアップは初代Magicstompでも問題なく可能です。…が、国内の公式サイト上では一切触れられておりません。ていうか、もうYAMAHAは2004年くらいでサポート終了したくらいの勢いですからしょうがないんでしょうが…。
 Magicstompを使っている方でしたら、使う価値はあると思います。

 ファイルはここにあります。
 USAのYahoo!!の音楽コミュニティ内にあるMagicstompのコミュニティのようです。このページ左の"Files"からファイルのページに入ります。※アカウントがないと入れませんので、USA Yahoo!!のアカウントを取得する必要があります
 で、"UB99MK2_v2.10.mid"というファイルをダウンロード、あとは通常のファームウェアのバージョンアップと同様の手順でアップデートします。※通常のバージョンアップ手順は公式サイトを参照のこと

 ところで、正直、私もファイルの出所がよく分からないので保証はいたしかねます。くれぐれも、必ず自己の責任においておこなってください。

 ちなみにここのコミュニティには"UB99A_v2.10.mid"とか"UB99B_v2.10.mid"というファイルがあるんですが、このファイルを上書きすれば手元のMagicstompがAcousticもしくはEBに早代わりってことなんでしょうか?
 これについては実行するメリットがないので未確認ですが、ver.2.10にアップデートできたことを考えると、恐らく可能なんじゃないかと思われます。どなたか、実行して教えてください(爆)。
 ていうか、これじゃ拡張性が高いどころじゃなくて、別モノになっちゃってますやん(苦笑)。


 というわけで、ようやくver.2.10に触れることができました。長かった…(苦笑)。

 次回は、Magicstompの今後を考えるという感じでまとめていきたいと思います。

▽バックナンバーはこちらのTag「エフェクターレビュー」からご覧ください
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by rollin_fujiyama | 2008-04-04 20:48 | ふもと(ペダル紹介)