YAMAHA MW10Cを導入する場合
2008年 01月 19日
アナログミキサー兼オーディオインターフェイス、YAMAHA MW10C。
先日の日記で機能的なところは若干突っ込みましたが、今一度まとめると、
・モノラル2ch・ステレオ4chで計10chの小型ミキサー
・USBでPCにつなぐと、そのままオーディオインターフェイスとして機能
・バンドルソフトのCubase AI4によってマルチレコーディングを可能にする
・・・という製品です。
これを購入する決め手となったのは、(やっぱり)Cubase AI4がバンドルされている点。多少の制限はあるものの、Cubase4をベースにしているDAWソフトです。
ていうかオマケ目当てって、
ビックリマンチョコレートと同レベルぢゃないスか前田さん(爆)。
まあこのMW10Cも「DTMレコーディングを目的としたオーディオインターフェイス」という商品なのですから、一概にCubaseがオマケとは言えないですけどね。
チャンネルがフェーダーではなくつまみタイプではありますが、10chのアナログミキサーというのはそれなりに使い出があるかな~と思ったのも、この製品を買う大きなポイントになったと思います。これまで、PC周りの音はBEHRINGERのMINIMON MON800(通称モンパチ:笑 詳しくはこちら参照)でまとめていたのですが、これに取って代わろうというもくろみであります。
というわけで、早速セッティング。
これまでモンパチにつないでいたインプット・アウトプットをそっくりMW10Cにつなぎかえ。これは、単純にミキサーとして使う目的。chの7/8と9/10はGAINがついてないライン専用のチャンネルです。ここにとりあえずPCのアウトとCDをつなぎました。
OZ NOYのアルバムで出音をチェックしたところ・・・
音良いですやん!
正直、YAMAHAとはいえ(いや、YAMAHAだからむしろ、でしょうか:苦笑)エントリーモデルだと思って音質は期待してなかったんです。が、まともな音が出てます。モンパチとのあまりの違いに、正直感動すらしました。
ていうか、これ
今まで使ってたベリンガーが駄目なだけだったんぢゃないスか前田さん!
※2010年8月5日追記
その後あらためての聴き比べと測定の結果、ベリンガーMON800には特別音質の劣化は見られないことが分かりました。このときのインプレッションはおそらく、厳密に測定していなかったことに由来する気のせいだったのではないかと思われます…(苦笑)
音良いな~なんて言って、なんだかんだ色んなCDを聴きまくること小一時間(爆)。
ようやく次のステップへ。
マイク入力の出来はどうでしょう。
ch1~4はキャノン入力とGAINがあって、ファンタム電源もちゃんと付いてますのでコンデンサーマイクもOKです(まー今どきファンタムくらいは付いてますよね)。
このヘッドアンプは・・・まあ普通ですね。AW16Gより若干マシかな~くらいです。つまみひとつのお手軽コンプレッサーも、ないよかマシかなくらいの感じですかね。
さて、肝心のオーディオインターフェイスとしての機能はというと。
最も心配だったのは、これまで構築していたPC環境にいきなりサウンドデバイスが割り込めるものなんだろうかという点。
これについては、全く問題ありませんでした。USBで機器を認識させてから、windowsのサウンドデバイスの入出力をMW10Cに変更するだけで、簡単に切り替わってくれます。ミキサーで、PCのWAVEの音がモニターできる仕組みのようです。と書いても、恐らくなんのこっちゃ分からないと思いますので(笑)一言で言いますれば、パソコンに詳しくない方でも設定に悩むことはほとんどなさそうです。
あとはCubaseを使いこなせるかどうかにかかってきますね。
何にせよ、マイクスタンドにも取り付けられるこのコンパクトさがいいです。厚みもかなり薄いですし。
色んな意味でお手軽さを求めるなら、かなり買い得なモノなんじゃないでしょうか。