ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

フレットの話(2) ジャンボフレット考

 当ブログの検索ワードランキングを省みるに「ジャンボフレット」という単語でこのブログに訪れる方が結構いらっしゃる模様。
 試しに記事を書いている現在「ジャンボフレット」でググってみたところ、2番目でヒットしました。で、ヒットする記事は【フレットの話】の頁なんですが、記事上では特にジャンボフレットについて触れてないんですよね。ヒットするのは記事ではなく、記事のコメントですし。
 ていうか大体、
このブログで「ジャンボ」っていったら鶴田
だし(爆)。

 このブログの趣旨をふまえるにそれは非常に問題でして、ジャンボフレットについて私なりに見解がなされていないといけないわけです。ということで、【フレットの話(2) ジャンボフレット考】を書く次第であります。


 前回【フレットの話】にて、
「フレットは、細いとシャープな音、太いと丸い音になります」
と言い切ってしまいました。
 この話から考えるとジャンボフレットは後者の太いフレットなので丸い音ということになります。

 ・・・が、実際のところそんな単純な話ではないんですよね。一概には言えませんです。
 フレットの幅の広さをふまえたうえで、考えるべき点があります。

 フレットの山の角度です。
f0053545_1528923.jpg
 同じ幅のフレットでも、その山がどういう形をしているかによって出音は随分変わってくるのではないかと。
 例えば、上記の(某広告からかっぱらってきた)図をご覧ください。フレットの幅同様、山の形がそれぞれ随分異なります。
 弦に触れる面積が狭いほうが、音の立ち上がりが速く音色も鋭いという観点からすれば、ダンロップ社6100やイバニーズ社は、フレットの幅としては広いものの出音はむしろ鋭い傾向にあるのではないかと思われます。逆の様相はギブソン社、山が思いっきり丸い。これはおそらく音色的にも丸いでしょう。

 弾きやすさという点では、山が鋭いほうが弦がフレットに触れる面積が少ないぶん押弦やベンドがしにくいんじゃないかと思います。でもって、グリッサンド・スライド・ハンマリング・プリング等々もやりにくいんじゃないかと。
 逆に山がゆるやかであれば、押弦したときに発音しやすいぶん色んなプレイで弾きやすいのではないかと(・・・つまり弾きやすいということだと)思います。


 ジャンボフレットにもいろんな山があるでしょうが、単純に考えて
「幅が広いぶん山の角度がゆるやかに取れる→弾きやすい」ということになるんじゃないかと。


 はい一件落着・・・と思ったんですが、もうひとつ考えるべき点。

 それは、フレットの質量です。
 上の図で「硬さ」という項目があったのでお気づきの方も多いでしょうけどね。

 ギター全体からしたらかなり小さい部分ですが、ここを支点に弦が振動することを考えると音の伸び(いわゆるサステインというやつ)には如実に影響してくると思います。
 まー質量があるほうが音が伸びるんじゃないか?と考えると、この点でジャンボフレットには大きなメリットがあるんじゃないかと考えられるわけです。
 サステインを、ディストーションやコンプレッサーによって電気的に稼ぐのではなく、実際の弦振動で稼ぐという点が重要だと思います。伸びてない音は伸びないですよ、という。


 以上二点から考えますと、ジャンボフレットは弾きやすいわサステインは稼げるわでいいことずくめのように聞こえますが、カッティングなんかの切れ味が求められるプレイには向かないんじゃないか、という側面があるんじゃないでしょうか。


 以上、
ほとんど経験による推測でした(爆)。
 あくまでいちアマチュアのアマチュアイズム爆発な一見解でした。というわけで、真実は【フレットの話(3)】にて検証したいと思います。
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by rollin_fujiyama | 2007-12-03 16:35 | 六弦山