ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

『METALLICA Some Kind of Monster』を見る場合

 グラミー賞をとったアルバム『St.Anger』のレコーディングを追うドキュメンタリー映画。

 個人的にはメタリカは、好きですがそれほど聞き込んでいるバンドではないのです。『St.Anger』を聴いたとき「おお久しぶりにアグレッシブで激しいメタリカが戻ってきたぞ!」と心躍りました。が、メタルからは心が離れていたので、それほど聴きませんでした。

 とりあえず、このドキュメンタリーを観たら、もう一回『St.Anger』をちゃんと聴きたくなります。

 そして、それまでのメタリカのアルバムも聴きたくなります。

 人生を振り絞って音楽を作っているという事実を目の当たりにして、そう思わずにはいられないのでした。


 本編に触れると、レコーディングの期間には、ちょうどベーシストのジェイソン・ニューステッドが脱退し、ナップスター問題があり。ジェイムスはバンドから10ヶ月も離れ、バンドがバラバラになり・・・という末期的な状態。セラピストを呼んで、リハビリのような毎日から、やがて個々を取り戻してゆき、アルバムを完成。ベーシストを新たに加入させ、MTVのアイコンになるという劇的な復活を遂げる。という感じでして。

 メタリカファンはもちろん必見。ファンじゃないと、ちょっと長いかもしれないです。
 バンドやっているヒトには、あのアイデアが出なくて煮詰まった感じは自分のようにみてしまうのではないかと思います。あのモンスターバンドのメタリカも、ここまで煮詰まってやっと曲を仕上げているのかと思うと、俺も頑張ろうくらいの勇気がもらえます。

 あと、プロデューサー/ベーシストのボブ・ロック。はじめて本人を見ましたが、この仕事っぷり。さすがです。惚れ惚れします。うちのバンドもこんなヒトにプロデュースしてほしいもんです(爆)。

 あと、ひっかかったのは、セラピストのフィル氏の言葉。
無我の境地に入る方法が分かるか?
何か瞑想をしたりとか難しいことを想像するだろうが、特別なことは必要ない。
君ら4人はジャム・セッションを通して-無意識に音楽的瞑想をしてる。

 実はこの言葉、本編中では既に自己を取り戻しつつあったメタリカの面々にはただのお説教で終わってしまうのですが・・・(笑)。演奏してるときって、そうかもしれないな~と妙に納得しました。


 「必ず見るべし!」とまではいかない気がしますが、メタリカファンと、バンドの方向性に悩んでいる方は見るべし、ですかね。
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by rollin_fujiyama | 2006-02-02 11:44 | 徒然山