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ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

ようやく完成形が見えてきた場合

 新作アルバム、完成までもう一息であります。今日も作業続行。

 マスタリングです。
 できあがったトラックを並べて聴いてみると、やはり曲ごとに音圧がデコボコしている、と。割と静かめな曲だったり暗い曲だったりが、相対的にレベルが小さくなっちゃってました。それを修正しました。
 それから曲頭・曲終わりの処理と、曲間の調整。CDにする時点でのプリギャップ・ポストギャップも考慮しつつ、トラックを作る時点でどのくらいのスペースが最適かを探っていきました。コンマ一秒遅いだけでも結構印象が変わってきます。

 そんな作業で、結構時間がかかりました。


 息抜きに、携帯電話の回線を新しいものに切り替えに行きました(ってどんな息抜きやねん)。新しい携帯を買ってモノのみ届いているんですが、まだ回線を切り替えてないのでauショップへ。新しい携帯は「とあるルート」で入手したんですが、まあそういうことをする客も珍しいらしく、auショップの姉ちゃんはあからさまに困ってましたが(苦笑)・・・いや、こっちはもっと困るのでありますよ?

 データを移すのに20分くらいかかるというので、近くのCD屋に行って視聴してたんですが、なにやら話題沸騰中の「アール・グレイハウンド」という3ピースのバンド、ちゃんと聴いたら、これがかっこよかったんです。一気に火が付きました。
 携帯を受け取ってから、すぐタワレコへ(笑)。

 以前から欲しかった筋肉少女帯復活のDVDも買おうと思ってたんですが、売ってませんでした・・・。
 さらに、この前のクロマニヨンズのときにチラシが入っていた、真島昌利の3rdソロアルバム「Raw Life」のリマスター盤(しかもマーシー本人の監修らしい)。こいつも非常に気になりましたが、なんとか我慢しました。だって、持ってますし、さんざん聴きましたもんね。
 それにしても、なんで4th「人にはそれぞれ事情がある」じゃなくて3rd「Raw Life」なんだろう。やっぱりロックっぽいほうが受けるんでしょうか?
 その代わりといっては何ですが、マーシーのライブDVD「Raw Live」は買いました。

 で、アール・グレイハウンド買って、さらに、思いがけずにフィリップ・セイスの2ndアルバムも買ってしまいました。

 だって、CDの帯に
「豪腕ギタリストの血が滾(たぎ)る!
全てが規格外、ロック・ギターの歴史をねじ曲げる
フィリップ・セイスがソングライター、ヴォーカリストとしてもスケール・アップして帰ってきた!」

 って書いてあるんですもん(笑)。

ようやく完成形が見えてきた場合_f0053545_334120.jpg ・・・どうでもいいですけど、
「豪腕」
って、マイク・ベルナルド以来
でわ。【右写真】

 そして、ヴァンヘイレンでも、イングウェイでも、スティーブ・ヴァイでも、さすがに「ロック・ギターの歴史をねじ曲げる」と言われたことはなかったんじゃないかと思うんですが・・・っていうか、ねじ曲げちゃうのか・・・!これはもう「さすがにそこまで言うには期待はずれだろう」と分かっていながら期待する、みたいな感じでよろしいでしょうか(笑)。

 更に、帯の後ろのコメントには思わず面食らったので、全文載せてしまいます。
良いアルバムくらいじゃ食指が動かないあなたに贈る
どえらいアルバムがこれ!極太弦を豪腕でかき鳴らす
正統派ストロング・スタイルのロック・ギタリスト、フィリップ・セイス待望の2ndアルバムが堂々完成。ジミ・ヘンドリックス、スティーヴィー・レイ・ヴォーン直径の本格的なロック・ギターと更にスケール・アップしたシンガー、コンポーザーとしての才能の相乗効果が生み出す
巨大音塊に吹き飛ばされてみないか?」


 ぶはは、なんだこりゃ!(爆笑)

 こんなCD手に持っちゃったからには、棚に返すわけにはいきますまい。
是非「巨大音塊で吹き飛ばしてくれ!」って感じですよ。
ようやく完成形が見えてきた場合_f0053545_1526916.jpg というか、「正統派ストロング・スタイル」って、
新日本プロレスか?
黒のショートタイツか?【参考:右写真】

 で、CD買ったら、

 特典でポスター付いてきました。【下写真】
ようやく完成形が見えてきた場合_f0053545_240926.jpg
 このポスターを見る限りでは、若干「巨大音塊」で吹き飛ばされるかどうかが不安になってきたぞ。(笑)


 前置きが非常に長くなりましたが、フィリップ・セイス。
 音はもろ私の好きな感じです。見た目に反して意外とアホっぽい感じの勢いあるロック(笑)で、弾きまくっていらっしゃいます。なんか、近いところと言ったら、スティーヴィー・サラスですかね。豪腕といえば、豪腕(笑)。吹き飛ばされるほどではなかったですが、好きです。

 余談ですが、フィリップ・セイスのあまりに開放的な曲調に、

「いや~、アメリカのヒトはなんでこう開放的なのかな~」

と思っていたら、この方カナダ人だった(爆)。

※一応補足しますが、フィリップはカナダからLAに出てきた経緯があるそうです


 しかも、これだけフィリップ・セイスで引っ張っておいて何ですが、
アール・グレイハウンドのほうがよかった。(爆)
by rollin_fujiyama | 2007-05-03 03:08 | 徒然山