ようやく完成形が見えてきた場合
2007年 05月 03日
マスタリングです。
できあがったトラックを並べて聴いてみると、やはり曲ごとに音圧がデコボコしている、と。割と静かめな曲だったり暗い曲だったりが、相対的にレベルが小さくなっちゃってました。それを修正しました。
それから曲頭・曲終わりの処理と、曲間の調整。CDにする時点でのプリギャップ・ポストギャップも考慮しつつ、トラックを作る時点でどのくらいのスペースが最適かを探っていきました。コンマ一秒遅いだけでも結構印象が変わってきます。
そんな作業で、結構時間がかかりました。
息抜きに、携帯電話の回線を新しいものに切り替えに行きました(ってどんな息抜きやねん)。新しい携帯を買ってモノのみ届いているんですが、まだ回線を切り替えてないのでauショップへ。新しい携帯は「とあるルート」で入手したんですが、まあそういうことをする客も珍しいらしく、auショップの姉ちゃんはあからさまに困ってましたが(苦笑)・・・いや、こっちはもっと困るのでありますよ?
データを移すのに20分くらいかかるというので、近くのCD屋に行って視聴してたんですが、なにやら話題沸騰中の「アール・グレイハウンド」という3ピースのバンド、ちゃんと聴いたら、これがかっこよかったんです。一気に火が付きました。
携帯を受け取ってから、すぐタワレコへ(笑)。
以前から欲しかった筋肉少女帯復活のDVDも買おうと思ってたんですが、売ってませんでした・・・。
さらに、この前のクロマニヨンズのときにチラシが入っていた、真島昌利の3rdソロアルバム「Raw Life」のリマスター盤(しかもマーシー本人の監修らしい)。こいつも非常に気になりましたが、なんとか我慢しました。だって、持ってますし、さんざん聴きましたもんね。
それにしても、なんで4th「人にはそれぞれ事情がある」じゃなくて3rd「Raw Life」なんだろう。やっぱりロックっぽいほうが受けるんでしょうか?
その代わりといっては何ですが、マーシーのライブDVD「Raw Live」は買いました。
で、アール・グレイハウンド買って、さらに、思いがけずにフィリップ・セイスの2ndアルバムも買ってしまいました。
だって、CDの帯に
「豪腕ギタリストの血が滾(たぎ)る!
全てが規格外、ロック・ギターの歴史をねじ曲げる
フィリップ・セイスがソングライター、ヴォーカリストとしてもスケール・アップして帰ってきた!」
って書いてあるんですもん(笑)。
・・・どうでもいいですけど、
「豪腕」
って、マイク・ベルナルド以来
でわ。【右写真】
そして、ヴァンヘイレンでも、イングウェイでも、スティーブ・ヴァイでも、さすがに「ロック・ギターの歴史をねじ曲げる」と言われたことはなかったんじゃないかと思うんですが・・・っていうか、ねじ曲げちゃうのか・・・!これはもう「さすがにそこまで言うには期待はずれだろう」と分かっていながら期待する、みたいな感じでよろしいでしょうか(笑)。
更に、帯の後ろのコメントには思わず面食らったので、全文載せてしまいます。
「良いアルバムくらいじゃ食指が動かないあなたに贈る
どえらいアルバムがこれ!極太弦を豪腕でかき鳴らす
正統派ストロング・スタイルのロック・ギタリスト、フィリップ・セイス待望の2ndアルバムが堂々完成。ジミ・ヘンドリックス、スティーヴィー・レイ・ヴォーン直径の本格的なロック・ギターと更にスケール・アップしたシンガー、コンポーザーとしての才能の相乗効果が生み出す
巨大音塊に吹き飛ばされてみないか?」
ぶはは、なんだこりゃ!(爆笑)
こんなCD手に持っちゃったからには、棚に返すわけにはいきますまい。
是非「巨大音塊で吹き飛ばしてくれ!」って感じですよ。
というか、「正統派ストロング・スタイル」って、
新日本プロレスか?
黒のショートタイツか?【参考:右写真】
で、CD買ったら、
特典でポスター付いてきました。【下写真】
前置きが非常に長くなりましたが、フィリップ・セイス。
音はもろ私の好きな感じです。見た目に反して意外とアホっぽい感じの勢いあるロック(笑)で、弾きまくっていらっしゃいます。なんか、近いところと言ったら、スティーヴィー・サラスですかね。豪腕といえば、豪腕(笑)。吹き飛ばされるほどではなかったですが、好きです。
余談ですが、フィリップ・セイスのあまりに開放的な曲調に、
「いや~、アメリカのヒトはなんでこう開放的なのかな~」
と思っていたら、この方カナダ人だった(爆)。
※一応補足しますが、フィリップはカナダからLAに出てきた経緯があるそうです
しかも、これだけフィリップ・セイスで引っ張っておいて何ですが、
アール・グレイハウンドのほうがよかった。(爆)