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ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

試行錯誤し終えた場合

 結局その後、
  「ギターのマスターヴォリュームをわずかに絞る」という作戦に落ち着いた。


 音量を、ギター本体のマスターヴォリュームで巧みにコントロールする方がいらっしゃいますが、なかなか難しいです。熟練した方になると、ヴォリューム操作だけで歪み具合からフィードバックまでコントロールしてしまいます。使いこなせれば、手元で操れるぶんヘタなエフェクターよりよっぽど実戦的なファクターであります。その為には、ヴォリューム操作の修練に加え、ギター本体の特徴を熟知すること、更に音量とアンプの兼ね合いを把握すること、と一筋縄ではいかないのです。

 ギターのヴォリュームのカーブ(←音量の上がり方下がり方)って機種によって違いますけど、フェンダー系は急激に上がり下がりするタイプ(Aカーブってやつ)なんですね。しかもフル(10)から下げていくと、音量が下がるだけでなく、音色的にハイが落ちていく感じになるのです。言ってみれば「抜けが悪い」音になってしまうわけで、ヴォリュームを下げるというのは、いまひとつ気がのらなかった訳です。

 しかし、フルドライブⅡをかました場合に嫌な歪み方をしてしまうのは、出すぎたハイに原因があるのではないかと思ったのです。というわけで、ヴォリュームを微妙に下げてフルドライブⅡをかけてみたら、それなりにいい感じになったですよ。ソロのときにヴォリュームを10に戻せばハイが出るので音が抜け、バッキングとの差別化ができるんじゃないの、という。
 ただヴォリューム(10→9)という微妙な操作なので、これがライブ中に正確に動かせるのか?が懸案事項であります。カーブがきついので、もし下げすぎて8.5になってしまうと、音量はガクッと落ちてしまいます。


 なんてことを、延々とやってました・・・。煮詰まると、時間がいくらあっても足りないです。

 しかし、実戦(ライブ本番)では15分くらいのリハーサルの中で、ヘタレてんだかなんだか分からないアンプで音作りをしなければいかんのです。せめて基礎的なセッティングは作っておかないと、ライブ当日で余裕がないのですね。

 なんか、アンプにケーブル指して、キュキュキュッとつまみあげて、バーンて弾いたらいい音でることもたま~にあるんです。しかし、煮詰まってるときってーのはホント何やっても駄目ですね。そういうときって、耳がネガティブになっちゃってんでしょうかね。
by rollin_fujiyama | 2006-03-25 01:30 | 徒然山