The Rolling Stonesを観る場合
2006年 03月 23日
会場は、正月の新日本プロレスに続いて二度目の東京ドームであります。
ストーンズを観るのははじめてでして。
今回、本当にチケットの値段にひるみましたが、それでも、やはり、なんといっても、一回は観ないといけないんじゃないかと思ったのです。
ドラマーのチャーリー・ワッツ(64)はじめ、ヴォーカルのミック・ジャガー(62)、ギターのキース・リチャーズ(62)、ロン・ウッド(58)と。もう理由は言うまでもないでしょう(・・・苦笑)。
会場に着いたら、早速グッズ売り場。
ベロのTシャツくらいは買わないと、と行ってみたら、なんかいいデザインがないんですけど・・・。ていうか、一枚4000円~ですって。
どこまでぼったくれば気が済むんだ~!
と言いつつ、しっかり一枚買いました・・・はぁ。
いざ、客席へ。
心配なのは、座席位置。この前のプロレスでは、ブロック・レスナーが豆粒以下でしたから・・・。アリーナ席をとったとはいえ、あの広さでは遠いんだろうなぁ・・・と。
ええと、Bの~○○番と・・・。
通路は挟んでいるものの、前から13列目!先行予約後、チケット代を払う為に雪の中郵便局に走った甲斐がありました!(先行予約の日、関東は雪が降ってました)テンションはあがるばかりです。
ストーンズほどの大物だから15分は押すだろうな~と思っていたら、開演の19:00きっかりに客電が暗転。
ステージ上に白いストラトが置いてあったから変だな~と思ってたんですが、出てきたのはロン毛(死語)のカッコイイお兄さん・・・って、いや、あれはリッチー・コッツェン!前座です。しかもベースがビリー・シーン!半MR.BIGじゃん!あとドラマーのトリオ編成です。
これが前座って・・・。
しかも、一曲目、
ガンダムかよ!劇場版の(歌詞は英語ですが)。
実は、このバンドえらいかっこよかったです。あらゆる点で非常に私好みなバンドでして。
ストラトが素晴らしい音してましたよ。ヴォーカルもエリック・マーティンにひけをとらないほど絶品。ビリー・シーンが弾くのは相変わらずとんでもないライン(笑)。すごいすごい。
でも、登場時はピンスポ当ててもらえないわ、ビリー・シーンはピン当ててもらえないわ、お客さんには「もう終われ~」言われるわでかなりひどい扱いでした・・・。まあストーンズ観に来ているお客さんにリッチー・コッツェンじゃあ、ねぇ・・・。もしかして、喜んでたのはおいらだけ・・・?
ストーンズのファンはそれはもうガチンコなファンの方がたくさんいらっしゃるので、ここで「わ~」いったら不謹慎くらいの勢いがありました・・・。
そしてラストは勿論 ZガンダムのOPテーマ (歌詞は英語ですが)。
インターバルを挟み、いよいよ真打の登場を待つ。
ここで、セットのバルコニーにお客さんが入る。あれが噂のゴールデンサークル席か!ステージの後ろから見下ろす感じになるわけですが・・・
遠くないですか・・・?
とかなんとか思ってたら、客席が暗転。
轟音でビッグバンを想起させる映像とSEが流れ、
♪デッデー
デデデーデデデーデデデ
「うを~!!!!!!」ですよ。
一曲目、ジャンピンジャックフラッシュだよ!うを~!!!!マジで身体に電気走りましたよ!
ついビジョンを見てしまうんですが、いや、目の前に、確かにいるわけですよ、ミックが、キースが。なんか、ホントはもういねえんじゃねえかくらいの気持ちでいた伝説のバンドが、目の前でライブやってんですよ。信じられないですが、やってますよ・・・!という感じでした。
あとはもう、解説不能じゃないかってくらい幸せな2時間を過ごしました・・・。
覚えていることをまとめて書きます。
・メンバー全員、細かった
・ミックの動きはやはりクネクネ、日本語もネチッこくしゃべってた
・キースは動き回るのに対し、ロニーは常にステージ下手側
・キースコーナーでの「this place is empty」はおいら泣きそうになりました
・ニューアルバム4曲目「rain fall down」のカッティングは絶対にキースが弾くものと思ってたら、なんとミックがストラトで弾いていた(!)おいら腰が抜けそうになったよ・・・しかもロニーがやることなくなって困ってるし(爆笑)
・ロニーの見せ場はやはりスライドプレイ。スティールギターもふんだんにプレイしていた
・中盤で、なんとステージセンターの一部がせり出して客席へ伸びた!そしてドームの真ん中へ!(勿論ステージのモニター音響さんとローディーもセットで(笑))スタンド席大盛り上がり、ゴールデンサークル席はシラケモード全開・・・
・「Honky Tonk Women」から一気に「悪魔を憐れむ歌」「黒く塗れ」「start me up」「brown suger」とたたみかける
・アンコールのラストはやはり「sutisfaction」!
ああ、もう素晴らしいです。正直、演奏はたどたどしいですが(笑)、そんなことは全くもって問題じゃないってことです。