『デトロイト・メタル・シティ』を見る場合
2009年 04月 18日
いやはや、今更。(笑)
実写化決定して某Tレコードで盛り上がっていたときは劇場に足を運ぶくらいの勢いがあったはずなんですが、結局見に行かず、DVDレンタルももうすぐ解禁だな~なんて思っていて、忘れてました・・・(爆)。
思い起こせば漫画の原作を読んだのは、某モービル・ワンベーシスト宅。原作ってまだ連載しているんですかね。
原作の面白さくだらなさは間違いないんですが、この実写のキャスティングにかなりの気合いが感じられたので、あとは一本の映画としてどうまとめているかが問題・・・
・・・っていや、まあ正直その辺はどうでもよくて、もうこれはクラウザーさんを実写化してるのを見られるだけで十分なんじゃないかという気はしますね(笑)。
ロックファンとして真面目に取り上げるべき話題はやっぱりジーン・シモンズの出演なんでしょうけど(いやはや実際すごいことでありますが)、DMCの実写化という時点で、ジーン・シモンズも周辺の話題でいいかくらいのノリはあります(笑)。
見た感想としては、やっぱり松雪泰子ですね(笑)。
松山ケンイチも十二分に頑張ったと思うんですが、松雪泰子は、いやはや、やりすぎです。
個人的には松雪泰子は『救命病棟24時』の香坂先生か『フラガール』の先生でして、まあキャラ的には美人なのに若干常識外れでキツイ感じという役で同じベクトルではあるんですが、そこまでできてしまうものなんだなあと感心しました(笑)。
あと、お母さんはすごい再現度高かったと思います(笑)。
一本の映画として成り立たせるために、脚本が原作のくだらなさ一直線ではなく、かなりの感動巨編になってましたが、いや、それはそれでよかったと思います。お母さんとか相川さんとか若干キャラが違ってきてますけど、まあそれはそれでOKでしょう。
ちなみに相川さんが加藤ローサな点は、実写化したら原作よりも可愛くなってしまったという稀有な例なんじゃないかと思いますが(笑)。
ジーン・シモンズですけど、メイクしてないといまいちジーン・シモンズに見えなくて(笑)個人的に、意外と盛り上がりませんでした。どちらかというと、バックにマーティ・フリードマンがいたことのほうが盛り上がりました(笑)。
あと、本当にどうでもよい点で、ギタートレーナーにヒラマミキオさんの名前がクレジットされてた点とか(第一期東京事変のギタリストのあのヒトですよねきっと)。
ともあれ、期待通りこれはいい実写化だったんじゃないかと思います。