今日は楽しいひな祭りな場合
2009年 03月 03日
♪ あかりをつけましょ ぼんぼりに
・・・ではじまる例の童謡ですが、この童謡のタイトルが
「うれしいひなまつり」であることを知りませんでした。
うれしい・・・。
嬉しかろうが嬉しくなかろうがまあ私の気持ちはともかく、記事のタイトル通り、歌では
♪ きょうはたのしいひなまつり
と歌われていたはずです。
だったら「たのしいひなまつり」ではないのか?と思いきや、
この歌は4番まで歌詞があって、4番の最後の最後で
♪ なによりうれしいひなまつり
と歌われているのでした。
・・・ところで、「なによりうれしい」の主語は、
♪ きものをきかえて おびしめて きょうはわたしも はれすがた
のわたし、つまりお子さんなわけなんですが、
果たして、
親はともかく、雛祭りを何より嬉しいと思っているお子さんがいるでしょうか。
さらに突っ込んで見てみると、
2番の歌詞はすかした官女が義理の姉に似ているとか、
3番の歌詞に至っては、右大臣に下戸疑惑をかけるとか、
若干作詞にやっつけ感が漂わないでもない気がするんですが、
何よりも、
この曲のコード進行とメロディ自体が、ちっとも嬉しそうじゃない件。
こうして1番から4番までの歌詞に加えて曲を解釈すると、
もしかしたらこの曲は、
敢えて詞と曲の意味を相反することで、「雛祭りにおける、過保護な親たちの中にある子どもの心情」を表現したのではないだろうか。
・・・あ、別にアンチひなまつりて言いたいわけじゃないんですけどね(爆)。
なにぶん男兄弟で育ってきたもので、関わりがあまりに薄い行事なもので・・・。