ロック音楽とギターよもやまを語る山


by rollin_fujiyama

リッチーとハウを交互に聴く場合

 先日の記事同様、リッチーはコッツェンを指しています。

 リッチー・コッツェンにハウ・・・と言ったら、そのハウは恐らく世間では、スティーブ・ハウ(ex.イエス、エイジア)ではなく、勿論ガンダムSEEDに出てくるキャラ、ミリアリア・ハウでもなくして(誰も思わんっちゅうねん)、グレッグ・ハウということになっているんじゃないかと思います。

 グレッグ・ハウ。

 最近、非常に気になっているギタリストです。
 なぜなら、私がさんざん応募しているギターマガジンのコンテストにて、多くの入賞者が"影響を受けたギタリスト"として挙げているからです。
 あのコンテストの入賞者の音源を聴くに、今の私の実力ではどう頑張ってもそりゃ一次選考止まりだよな~と納得せざるを得ませんでして。実際入賞者のプレイには、私が弾いたことも、ましてや聴いたこともない要素が満載だったりするわけです。

 元ネタ、というと言葉は悪いんですが、ともかくこれまでの自分にないモノがあるんじゃないかと思ったわけです。


 で、近所のCD屋に行ってみたんですが、一枚しかない・・・。
 しかもデビューアルバム。


 ・・・渋谷のタワレコに行きました。

 さすがに、そこそこ枚数ありました。
 デニス・チェンバースとヴィクター・ウッテンとのトリオで発表したという"Extraction"というアルバムが聴きたかったんですが、あいにくなかったので"Introspection"というアルバムを手に入れました。
f0053545_11252331.jpg 聴きました。
 ・・・。
 上手いとかそういうレベルじゃなくて、もう、すごすぎます・・・。


 グレッグ・ハウを調べたところによると、HR/HMファンならご存知シュラプネル出身のギタリストということになります。

 シュラプネルとは'80年代後半の速弾きブームの草分的なレーベルでして、創始者のマイク・ヴァーニーさんという方がイングヴェイ・マルムスティーンを発掘し、様々な技巧派ギタリストを見出していったということです。
 シュラプネル系ギタリストというと、インギーに端を発するいわゆるネオクラシカルなプレイと密接に関わる感じでありまして、トニー・マカパイン、ヴィニー・ムーア、マーティ・フリードマン、ジェイソン・ベッカー、ポール・ギルバートといった、いかにもなメンツ(笑)が揃ってます。

 あれから20年、結局ネオクラシカルで突き進んでいるのは、本家というか元祖というかであるイングウェイ・マルムスティーンだけな感じになってます(もはやインギーのスタイルは、伝統芸能の類な気がしますが:笑)
 ものの本によりますと、あのスタイルだとどうしてもインギーの二番煎じになってしまうのもあって、シュラプネル系のヒトは、ネオクラシカルとは違ったフィールドで弾いていくということが多いのだそうな(日本のお茶の間に若干浸透したマーティー・フリードマン然り:笑)
 で、グレッグ・ハウは、そういった中ではフュージョン寄りなスタイルのようです。

 個人的に、フュージョンは技術的に手が出ないだろうから聴きたくない(→聴くと凹む:苦笑)と思って敬遠してたんです。俺ロックギターだし、みたいな。
 まーそういう意味で、グレッグ・ハウも半端ないんだろうなとは思ってましたが、

 ・・・その通りです。

 フレーズが、自然です。
 速く弾くにしても、フルピッキングですごく頑張って弾いた感じ(で伝わるでしょうか:笑)じゃなくて、 音の粒が揃っていて、すっと入ってくるような感じ。
 ピッキング・ハーモニックスひとつとっても、純粋に倍音しか出てないんじゃないかくらいキレイに出ますし。
 
 己を振り返り、気合いと気持ちだけが空回りして腕がついていかないのはまずいよな~なんて思ってしまった次第(笑)。

 技術崇拝、そして音楽修行論(音楽修行論て・・・笑)。あり得ないというヒトはいらっしゃると思いますが、私個人的には少なからずそういう思考持ってるな~と思うことがあって、反省もしたりするんですが。しかし、やっぱり表現できるだけの腕は磨いておかないと、演奏(特にライブ)する意義がないよね~と逆の方向で反省もするのね。


 だいぶ脱線してしまいました。

 フュージョン系のギタリストはまず技術的に半端じゃないので敬遠してたんですが、見習うところの検討がついたので色々聴いてみたいなと思います。


 記事が長くなってますが、ようやくこの記事の本題へ。

 近所のディスクユニオンでグレッグ・ハウ関係のCDを探していたんですが、一枚だけ、しかも一番探していたアルバムがありました。これを運命と言わずして・・・って、ただの偶然ですね(笑)。

f0053545_12335493.jpg リッチー・コッツェンとグレッグ・ハウのコラボレーションで"Tilt"というアルバム。

 たまたまだったんですよ。

 たまたまリッチー・コッツェンを聴きたいなと思っていた時節に、ギターマガジンにグレッグ・ハウが載っていて気になるなと思って、グレッグ・ハウの参加アルバムを調べていたら、二人が共演(競演)したアルバムがあったんですよ。これを運命といわずして・・・やっぱりただの偶然なんですけど(爆)。

 聴きました。

 ・・・いやはや。

 これもまたフュージョンなアルバムなんですが、これはテンションあがりました。ギターはパン振ってて左がグレッグ・ハウ、右がリッチー・コッツェンなんですが、レベルが高すぎます・・・。片方がえらいフレーズ弾いたと思ったら、もう片方も同じように軽々と弾いてて「え~~!」ですよ(笑)。

 このプロジェクトでもう一枚"Project"というアルバムがあるらしいんですが、これも聴いてみたいし、元カシオペアのベーシスト櫻井哲夫さんのソロで、ドラムがデニス・チェンバース、ギターがグレッグ・ハウのバンドのDVDもあるようで、これも見たいなと思います。


 久しぶりに新しい音楽を掘り下げているので、テンションが上がり気味で失礼(爆)。
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by rollin_fujiyama | 2009-01-19 11:25 | 徒然山